信仰生活の危機とは? わかりやすく解説

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信仰生活の危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 16:06 UTC 版)

教会の危機」の記事における「信仰生活の危機」の解説

西洋でのカトリック教会教勢衰弱している。フランスイタリア、さらにスペインアイルランドでも、主日ミサ参加する信者は、少数派転落した2007年アイルランドでも教会に来る信徒の数が減少している。アイルランドダブリン大司教区マルティン大司教は、2011年5月CNSインタビュー答えてカトリック信仰若い世代伝えることに失敗していると発言した2011年現在18%のカトリック信徒だけが主日ミサ与るのみである。 アイルランドでは、1991年人口84%が少なくとも週に一度ミサ与っていた。2010年、その数は50%以下に減少したスペインでは、2010年現在統計によると、カトリック信徒3分の2カトリック教会儀式にはほとんど与ったとがない答えている。 ドイツでは、3組1組結婚の5ないし10年後に離婚をし、その後再婚しようとするカトリック信者増加している。1984年統計によると、カトリックの強いドイツチロル地方では、84パーセント避妊に関する教会教え拒否する答えている。18歳から30歳回答によると、避妊に関する教会教えに全く同意する答えたのは、1.8パーセントしかない2008年1年間121,155名のカトリック教会離れた発表した2006年には84,389名、2007年には93,667であったカトリック教会新しく入信した信徒の数は、2007年に4881名、2008年には4388名に過ぎなかった。2007年2008年1年間に、28名のカトリック信徒減少した。同じ1年間で、小教区教会の数は 12,265 から 12,080減少した。また同じ間に、カトリック教会婚姻する数は 49,393 から 48,841 に減少した2010年ドイツにある24司教区統計によると、18万人カトリック教会を公式に離れた。(2009年では、約13万人であった。)カトリック教会を公式に離れるドイツのカトリック信徒数は、2009年比較する40増加したことになる。2010年ケルン大司教区では15,000人以上がカトリック教会離れた2010年バヴァリアアウクスブルクだけでも、12,065人のカトリック教会を公式に離れた2009年には7千人カトリック止めた2007年オーストリアカトリック教会では2006年比較する信徒数18減少したオーストリアにおいて、2004年45,000人の信徒が、2005年には44,609人、2006年36,645人が、法的にカトリック教会から脱会した。ウィーン大司教区信徒の「大脱出(mass exodus)」の兆候見られる述べている。2011年、オーストリア・ドイツ・スイスの極めて進歩派143人の神学者らは、教会の危機解消するために、2011年を「脱出の年」を求め声明文署名しカトリック教会をさらに民主化するように求めたアメリカ合衆国では、2008年だけで40万人カトリック教会離れた1995年から2008年までに、廃止され小教区1000以上あり、司祭の数は49,000人から40,000人に減少した社会学者デイヴィド・カーリンは「カトリシズムアメリカ至る所衰退している」という。 ラテンアメリカにおいても、「毎年カトリック教会60信徒たちを失っている」という1993年報告がある。 2004年10月21日、ディエゴ・セヴァジョス(メキシコ)のレポートによると、バチカンは「ラテンアメリカは、 "希望大陸" から "心配の大陸" に変わったと言う。その理由は、ラテンアメリカ大量信徒らがカトリック教会離れているからである。この報道によれば、このペース15年以内カトリック教会崩壊に導くであろうと言われている。2004年現在ラテンアメリカ全世界にいる10億7千万人のカトリック信徒たちのほぼ半数抱えている。しかし司教聖省で働いているシプリアノ・カルデロンは、信徒喪失は「痛々しい現実」であるという。 1990年ブラジルでは3パーセントプロテスタントであったが、2004年には16パーセントになり、毎年加速している。ブラジルでは2005年1億人のカトリック信徒がいるが、毎年50万人教会離れている。福音派プロテスタント教派は、1991年には人口の9%であったが、2000年には15.1%になっている他方で、同時にカトリック信徒は83.7%から 73.7%に減少している。 メキシコでは、第2バチカン公会議以前比べる2004年現在10%信徒教会離れたコロンビアでは、第2バチカン公会議以前には人口のほぼ全てカトリック信徒であったが、2004年現在では3人に2人カトリックであるという。 グアテマラでは、人口3分の1カトリック教会離れ、ほとんどが福音派プロテスタントになったコスタリカでは、2003年調査によると、人口77%がカトリック信徒であったが、1年後2004年には71.3%に減少した別の統計によると、52%がカトリック教会を「信じない」とし、44%が「信じる」と答えたコスタリカ司教総代理によると、2004年現在カトリック教会毎日687人の信徒失っている。 このような報道記事はあるものの、バチカン国務省統計局の「カトリック教会統計2011年」によると、2011年世界カトリック信者は約121400万人で、2010年119600万人比較して1.5増加している。また、世界の人口対しカトリック信者占め割合は17.5%と横ばいである。大陸別に見るとアフリカアジア信徒増加していて、アメリカヨーロッパで大きな変化はなかった。

※この「信仰生活の危機」の解説は、「教会の危機」の解説の一部です。
「信仰生活の危機」を含む「教会の危機」の記事については、「教会の危機」の概要を参照ください。

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