作品中に登場する実在のF1レーサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 16:20 UTC 版)
「赤いペガサス」の記事における「作品中に登場する実在のF1レーサー」の解説
以下の人名、チーム名は作品当時の記述に基づいており、現在の記述と異なる場合がある。 マリオ・アンドレッティ チーム:JPS・ロータス 作品中の1シーズンを通じ、ケンとワールドチャンピオン争いを繰り広げる。 F1による公道血液輸送リレーの際、ジェームス・ハントのマクラーレンフォードに乗り、空港から病院へ向かい疾走するが、公道での走行速度があまりに低速のためF1にとって過酷な条件となりエンジンストール。しかし、その後も血液を抱え走ってでも届けようとした。 ロニー・ピーターソン チーム:エルフ・タイレル F1による公道血液輸送リレーの際、アンドレッティの乗るマクラーレンフォードのエンジンストールを予見し、病院に近いサーキット側から予想されるコースを逆走し、路上を疾走するアンドレッティから血液を受け取った。ケンはあまり人付き合いをしない、気難しい性格であったが、ロニー・ピーターソンとはモナコグランプリ前にテニスを楽しむ場面が描かれている。 ジェームス・ハント チーム:マルボロ・マクラーレン F1による公道血液輸送リレーの際、アンドレッティが自分の車両を使用して公道を走ることをほとんど即決で了承し、数日後の予選でマシンセッティングに苦しみながらも、ケンに走行時間を分けてくれるよう交渉しようとしたスタッフを叱責するプロフェッショナルなレーサーとして描かれている。 ニキ・ラウダ チーム:フェラーリ ベアードが死亡した際の事故で、ケンが炎上するマシンからベアードを救出できなかったことを叱責された際、自らの事故の事を引き合いに出し、炎上するマシンに突進したケンの勇気を称えた。また、SV01改のデビューレースであるモナコグランプリではゴールラインを超える寸前迄0.1秒単位のバトルを演じる。 ジョディー・シェクター チーム:ウルフ アパルトヘイト政策真っ只中の南アフリカグランプリにおいて、黒人のコースマーシャルのジミーと気さくに話す場面が描かれている。 エマーソン・フィッティパルディ チーム:コパスカー 当時所属していたコパスカーチームのマシンの戦闘力が低く苦戦していたが、カナダグランプリのスタート時にマシンを壊し最後尾スタートしたケンと共闘し、チームロータスのドライバーとしてワールドチャンピオンに君臨した実績と、その真骨頂はテクニックでもレース運びでもなく、わずかな隙間にも躊躇することなく突っ込んでゆく気概であることを示す。 リカルド・パトレーゼ チーム:シャドウ 後にF1レース最多出走を記録したレーサーも、1977年当時の、決勝レース初出走の新進気鋭のレーサーとして描かれている。 グンナー・ニルソン チーム:JPS・ロータス ロータスチームのセカンドドライバー。雨のベルギーグランプリでケンと競り合い、F1初優勝を果たす。29歳の若さで癌のため急逝したニルソンへ、村上が追悼の意を込めて、1977年日本グランプリのみ出走した赤いインペリアルカラーのロータス・78での優勝劇となった。 ジョン・ワトソン チーム:マルティーニ・ブラバム モナコグランプリ予選でケンとポールポジションを争う。決勝では黄旗区間におけるルールの盲点を利用してケンを追い抜く抜け目のなさを見せている。 ヴィットリオ・ブランビラ チーム:サーティース モンツァ・ゴリラの愛称で親しまれるイタリアの人気者。雨のレースで滅法速いことが知られている。 カルロス・ロイテマン チーム:フェラーリ アルゼンチンの鷹と呼ばれる。 ジャック・ラフィー チーム:ジタン・リジェ 当時、英国の名門コスワースの手によるフォードDFV以外のエンジンで参戦していたのは、イタリアのフェラーリと、ターボエンジンを搭載していたルノー、アルファロメオの水平対向12気筒エンジンを搭載したブラバム、そしてマトラのV型12気筒エンジンを搭載するこのリジェのみである。マトラのエンジン音は一際かん高く、カナダグランプリではそのエンジン音を利用してぺぺに罠を仕掛け、フライングをさせている。独特のエキゾーストノートとともに調子に乗れば天才肌の速さを見せるドライバーとして観客を沸かせた。 パトリック・タンベイ カナダグランプリの予選中、ペペのコイン投げでパトレーゼとともに賭けに負けていた。 高橋国光 シーズン最終戦の日本グランプリで、ペペ亡きあとのSVEチームのセカンドドライバーとしてスポット参戦する設定となっている。 また、ケンとの会話で、ケンの父親(日系1世?)が2輪レーサー時代の国光に憧れ、ケンにレースを始めさせたと語るシーンがある。 星野一義 史実どおりシーズン最終戦の日本グランプリに、国産F1であるKE009でスポット参戦する。 ポール・フレール ドライバーとしてル・マン24時間レースの優勝経験もあるジャーナリスト。キャラミでテスト中のケンに死の影を感じ、レースの引退を勧告する。
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