佐川道場での大東流合気武術の修行とは? わかりやすく解説

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佐川道場での大東流合気武術の修行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 10:00 UTC 版)

保江邦夫」の記事における「佐川道場での大東流合気武術の修行」の解説

木村達雄から紹介をうけ佐川道場入門する。はじめて会った佐川からは優しさにじみ出るような雰囲気があり、とても武道達人様相ではなかったという。その際「きみのような優しい人間は、うちに来て強くなれないよ。それでもよかったら通っておいで」との言葉をもらう。 佐川道場での教えすこぶる厳格なものであり、佐川いわく「武を志して入門したからには、たとえ門人となって二日目だからといって逃げわけにはいかないのだ。また何も教わっていなくても、武門の恥とならないよう、たった二日間見てきた全て工夫して敵を倒す。その心構えないようでは、そもそも入門許されない」(「Excelで学ぶ金融市場予測科学」(講談社 142頁)など、保江の書籍いたるところ佐川道場得た佐川語録引用されている。 一方合気道基礎として武道心得があった保江は佐川道場異様な光景目にする鍛えた先輩方や他武道経験者が、90歳を超える高齢佐川いとも簡単投げられ潰され倒されるのである。それも単に崩れるとか、よろめく程度ではなく、数メートル吹き飛ばされるような光景何度も目にした。そこで、人間底力整然と秩序だった力の妙技合気の技の数々を知ることになる(出典:「量子道草」(日本評論社))。しかしそれは常識ではありえない光景であった道場先輩である木村達雄でさえ、「自分無意識に佐川先生遠慮して倒されているのだろうか」と自問自答するくらいの技の威力であった理学博士である保江は、佐川が使う大東流の技を、物理学的な面、心理学的な面、そして生理学的な面を含め多数から考察した。その最終的な結論は「佐川合気は、そのいずれも超越した存在である」というものであった佐川考察可能な技法については、DVD「保江教授合気テクニカル」でその一部紹介している。 内容以下の通り筋骨格系技法弱腰 - 相手身体骨格構造弱点攻め平面骨格 - 相手平面骨格構造追い込む 緩い肘 - 運動量慣性力利用する 緩い膝 - 角運動量重力利用する 神経制御系技法作用点を動かす - 連続移動作用点を使う 多自由度構造 - 相手支えならない自由度構造作る 錐体路神経支配 - 相手身体制御機能停止させる 皮膚脳神経支配 - 相手脳神経機能混乱させる 保江は仕事時間都合上昼間の稽古に出ることが多かった。そこには木村をはじめ、少数門人参加しかなかった。強くなりたいという欲求よりも、むしろ達人である佐川の技を見たい、そして合気の技をかけてもらうことだけで幸せ感じていた保江は、直伝講習において、ある驚愕事実気づく。 以下、「合気開眼」(海鳴社95頁からの記述転記。「僕の直伝講習最後に佐川先生とだけ一対一教えていただく昔ながらの形はなくなり、他の先輩からの面前先生が技をかけてみせて下さる形に変わったし、(中略)そして、思い出すのはその直伝受けた合気の技のどれもが、(中略柔らかく暖かく心地よく包み込まれかのように自分の体がフワフワになり、(中略)こんな不思議な体験続けていくうちに、さらに不思議なこともわかってきた。それは、先生が僕の腕をつかんで技をかけとき、確かにつかんだのような手の形にはなっているのだが、つかまれていた僕の腕の皮膚感覚では何もつかまれていないということ。つまり、佐川先生の手内の皮膚が僕の腕の皮膚接触して何らかの力を伝えてきて倒されるけでないということだ佐川宗範の直伝受けたものだけが知る、にわかに信じられない事実語られている。

※この「佐川道場での大東流合気武術の修行」の解説は、「保江邦夫」の解説の一部です。
「佐川道場での大東流合気武術の修行」を含む「保江邦夫」の記事については、「保江邦夫」の概要を参照ください。

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