低屋根車とは? わかりやすく解説

低屋根車(モハ164形800番台)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:25 UTC 版)

国鉄165系電車」の記事における「低屋根車(モハ164形800番台)」の解説

モハ164-864 走行音 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧くださいレール面からのパンタグラフ折畳高さが4,000 mm制約設定され中央本線身延線狭小トンネル建築限界対策として、モハ164形ではPS16形パンタグラフ搭載部分のみ低屋根構造とし折畳高を4,140 mmから180 mm下げ3,960 mmとした設計変更行った番台区分で、801-864の64両が製造された。また派生系列のモハ166形ならびにEF63形協調運転試作車である900番台同様の構造有する。 低屋根化による設計変更は、801-845の非冷房車ならびに84-848の冷房準備車では部室天井には扇風機代わりにファンデリア搭載し、低屋根肩部パンタグラフ脇に換気用ルーバー風道設置するが、849-864の新造冷房車当初から未設置であり、非冷房車および準備車も冷房化改造により撤去された。低屋根部分ドアエンジン通常のTK4E形を使用できないため151系で採用された直動式のTK100B形となった1968年までに落成した801-848までは中央東線での定期運用担当する三鷹電車区松本運転所向けならびに波動運用対応名目では小山電車区(現・小山車両センター)向けはクモハ165形ユニット組成して新製配置されたほか、新前橋電車区宮原電車区岡山電車区波動運用対応名目新製配置され801 - 805828 - 839はモハ165形ユニット組成する1965年松本運転所配置され車両一部は、同所開設前に一旦三鷹電車区浦和電車区(現・さいたま車両センター)・新潟運転所暫定新製配置されてから転入での配置となった経歴がある。 新造冷房車落成した1969年製造房総西線電化用として津田沼電車区配置となった849 - 8611970年製造呉線電化用として下関運転所配置となった862ならびによねやま電車化用として新潟運転所配置となった863864は、汎用性観点から本番区分製造された。 モハ164形800番台車両番号別分類車両番号新製配置製造年ユニット冷房名目801 - 805 新前橋 1963 モハ165関東地区波動運用対応 806 - 808 三鷹 1964 クモハ165 中央東線上諏訪電化 809 - 827 松本新潟三鷹浦和) 1964 - 1965 中央東線松本電化 828 - 835 宮原 1965 モハ165 関西地区波動運用対応 836 - 839 岡山 1966 中国地区波動運用対応 840 松本 1966 クモハ165 中央東線急行増発 841 - 845 小山 1967 関東地区波動運用対応 846 - 848 松本 1968 準 「かわぐち電車化 849 - 861 津田沼 1969 冷 房西線電化 862 下関 1970 呉線電化 863864 新潟よねやま電車化 備考 ()内の車両基地暫定配置 非:非冷房車 準:冷房準備工事車 冷:新造冷房車 当所狭小トンネル区間での運用充当車両転配は本番区分限定されていたが、1973年にPS16形パンタグラフ基本集電小型化イコライザー台枠移設などの改良行い最小折畳高を縮小したPS23形が開発された。このため0・500番台車もPS23形へ換装することにより当該区間入線可能となり限定解除された。

※この「低屋根車(モハ164形800番台)」の解説は、「国鉄165系電車」の解説の一部です。
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