新造冷房車(1971年以降)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:40 UTC 版)
「近畿日本鉄道の車両形式」の記事における「新造冷房車(1971年以降)」の解説
ほとんどの車両が現存しているが、廃車も一部発生している。 新製当初より冷房装置を搭載し、天井に冷房風道を設置する前提で構体設計の見直しが実施された結果、ラインデリア車と比較して屋根が高く丸くなった。また乗降時に車内温度が上昇しやすい客用扉部分にラインデリアを1両あたり4台設置し、冷房装置と併用することで冷房効果を高めている。 8600系から冷房装置が集約分散式となり、2610系・2800系も増備中途より分散式から集約分散式に変更された。 前世代の各形式においては床下の補助機器を二位側車両に搭載し重量の分散化を計っていたが、本グループは補助機器も一位側車両に搭載するよう変更された。 この世代では2両編成車が少なく、2800系に2編成と8600系に1編成(現在、8600系の2両編成は中間車を組み込んで4両編成化されている)が製造されたのみである。 1979年製造分から、一部系列のパンタグラフが下枠交差式のPT-48型に変更された。 一段下降窓の手押さえは再度横長の金属板に戻された。
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