455系・475系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:45 UTC 版)
「国鉄457系電車」の記事における「455系・475系」の解説
クモハ455-1 運転台 クモハ455-1総括制御用ジャンパ連結器『抑』が抑速制御用回線 モハ474-31 走行音 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 453系・473系をベースに勾配抑速ブレーキを搭載した系列で、東北本線盛岡・鹿児島本線熊本電化開業用・北陸地区増発用として1965年から製造された。165系の交直両用タイプに相当する形式グループで、453・473系からは以下の変更を実施した。 比較的勾配の多い地域で運用されることから主制御器を勾配発電抑速ブレーキを搭載するCS15B形。 主抵抗器は容量増大したMR52A形。 主抵抗器の容量増大による床下儀装スペースの都合からCPをM'車に移設。耐雪型のMH113A-C2000M形とし容量を増加。 引き続き電動車ユニットは商用周波数の違いから50 Hz用は455系、60 Hz用は475系とした。 451・453・471・473系の増備車という一面もあったことから、抑速ブレーキを使用停止して併結を可能にすることを考慮し回路を別途新設する方法が採用された。このため総括制御用ジャンパ連結器は451・453・471・473系グループのKE58形2基に対し、455・457・475系ではKE76形3基となったことから、制御車ならびに付随車は新形式とされたが、451・471系同様に商用周波数の違いによる影響を受けないために455形とされた。 製造開始時に優等列車冷房化計画が発動されていたこともあり、サロ455形は全車が新造冷房車。普通車はサハシ455形ビュフェ部を除き後期製造分から冷房装置搭載準備工事施工で落成。サハ455形ならびに電動車ユニットが457系で落成したクハ455-65以降は新造時から搭載となった。
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