458スパイダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 00:53 UTC 版)
「フェラーリ・458イタリア」の記事における「458スパイダー」の解説
2011年7月にマラネッロで開催された世界ディーラー会議において関係者に公開され、その後の8月23日に写真が公開、10月に開催されたフランクフルト・モーターショーにおいて実車が公開され、直後に東京都港区芝の増上寺で開催されたF1パーティーで、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの手によって日本初公開された。なおこの際に、同年3月11日に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市の市内2か所の児童放課後クラブの再建費用として、フェラーリから寄贈されたアロンソとマッサのサイン入りポロシャツなどがオークションにかけられ、落札された全額が再建に役立てられた。 従来の幌とは異なりアルミ製の電動格納式屋根が装備されたクーペカブリオレとなっている。車重は458イタリアに比べて50kg増加し1,430kgとなった。2シーターMR車でクーペカブリオレを採用するのは世界初である。ルーフ格納時の重心はクーペより下がっているが、オープン・トップ化によってボディのねじり剛性はクーペ比35%の低下を余儀なくされた。 ルーフの展開・格納にかかる時間はそれぞれ約14秒。格納時にはZ字状に折りたたまれるのではなく、屋根が180度回転しながら格納される2分割式を採用。シート背後にゴルフ・バッグ1個分のスペースが確保されている。展開した状態ではクーペと比較しても遜色のない車体との一体感・連続感があり、格納した状態では往年のフェラーリ・レージングカーを彷彿とさせるような、空気の流れを意識した2つの大きなコブが運転席・助手席の双方から車体後方へ伸びる優雅なスタイリングが特徴。
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