クモハ・モハ100形800番台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:24 UTC 版)
「国鉄101系電車」の記事における「クモハ・モハ100形800番台」の解説
1951年に発生した桜木町事故などを契機に、直流1500 V電化区間におけるパンタグラフ折畳み高さと架線の間の距離は最低限250 mm必要との基準が設けられ、トンネル断面の小さい中央本線の高尾以西では低屋根車が導入されていた。中央本線高尾以西の臨時列車での運用に用いられていた旧形国電を置き換えるため、101系でもパンタグラフ取り付け部の屋根高さを低くした低屋根構造の車両が投入されることになり、1961年(昭和36年)にパンタグラフを備えたクモハ100形・モハ100形のみが800番台として登場した。 車体は0番台に準じているが、401系モハ400形などと同様にパンタグラフ設置部の屋根高さが3,496 mmに下げられた。低屋根部分は扇風機に代わってファンデリアが備えられ、車外の屋根部には吸気グリルが設置された。国鉄時代末期までは全車武蔵小金井電車区に配置されていた。1985年に中央本線で101系の運用が終了したのち、モハ100形808 - 810が鶴見線で運用されたほか、大井工場入換車「たんぽぽ」の改造種車も800番台である。 クモハ100-801 - 806、モハ100-801 - 811
※この「クモハ・モハ100形800番台」の解説は、「国鉄101系電車」の解説の一部です。
「クモハ・モハ100形800番台」を含む「国鉄101系電車」の記事については、「国鉄101系電車」の概要を参照ください。
- クモハ・モハ100形800番台のページへのリンク