伊集院家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 19:19 UTC 版)
伯爵家で忍の実家。邸宅は西洋建築の屋敷で広大な庭が広がる。忍の戦死後、華族の体面を保つための贅沢な暮らしぶりが原因で財産がほとんどないことが判明する。 伊集院伯爵 声 - 宮内幸平 / 麦人 忍の祖父。ハゲ頭にヒゲ、頭の固い頑固者。時代錯誤な言動と行動で騒動を起こすご老体。女中からは「お殿さま」、伯爵夫人からは「ご前(ごぜん)」と呼ばれる。肥後もっこすの矜持を持つ薩摩藩藩士で明治維新の頃は倒幕のために戦った維新志士。幕府方士族(旗本)の娘である紅緒に当初は嫌悪感を隠さず、事あるごとに衝突していた。実は伯爵夫人を愛するがゆえ旗本嫌いになったことが判明する。紅緒の真っ直ぐな性格を気に入っている。後に諸々の事情から紅緒が伊集院家を出て行こうとした際には責任を感じて腹を切ろうとした。 伊集院伯爵夫人 声 - 峰あつ子 / 谷育子 忍の祖母で公家出身。若い頃に紅緒の祖父と恋に落ちるが、明治維新で敵味方に分かれたため、「いつか2つの血をひとつにしよう」と誓い合って別れた過去を持つ。おっとりした雰囲気の穏やかな老婦人。息子同然の忍を溺愛、紅緒のことも気に入っていた。忍の戦死を聞かされ倒れて以来、すっかり体が弱る。一時は危篤状態に陥るが、紅緒の機転で持ち直した。 如月(きさらぎ) 声 - 山田礼子 / 一城みゆ希 伊集院家の奥女中。おすべらかしのような髪型に黒い洋装というスタイル。伊集院家にやってきた紅緒のがさつな態度にあきれ、厳しい花嫁修業を施そうとする。後に紅緒の理解者となり、忍の戦死後、他の使用人たちが暇を出される中、一人残り、紅緒とともに伊集院家を支え続ける。紅緒が伊集院家を離れたときは涙ながらに見送った。酒乱の気がある。 牛五郎(うしごろう) 声 - 増岡弘 / 三宅健太 二の腕の金魚の刺青と怪力が自慢の車屋(人力車引き)。駆落ち中の紅緒たちに絡むが、叩きのめされて子分を志願する。紅緒に負けるまで喧嘩で負けたことがないと豪語していた。紅緒を「親分」と呼び、女だとは思っていない。伊集院家にも押しかけで出入りするようになり、紅緒を支える。「金魚の牛五郎」の通り名を持つ。 天丸、地丸 忍の愛犬。天丸が無垢で地丸が黒と白。忍の他にはあまり懐かなかったが紅緒には懐いた。初対面の筈のサーシャには懐いたため、彼が忍であるという疑惑が深まる。
※この「伊集院家」の解説は、「はいからさんが通る」の解説の一部です。
「伊集院家」を含む「はいからさんが通る」の記事については、「はいからさんが通る」の概要を参照ください。
伊集院家(いじゅういんけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 02:52 UTC 版)
「ガクラン八年組」の記事における「伊集院家(いじゅういんけ)」の解説
鹿児島出身の名家の一族。明治維新の際に薩摩藩出身の役人として活躍したが、その歴史は闇に葬られており、日本を手にすることを夢見ている。
※この「伊集院家(いじゅういんけ)」の解説は、「ガクラン八年組」の解説の一部です。
「伊集院家(いじゅういんけ)」を含む「ガクラン八年組」の記事については、「ガクラン八年組」の概要を参照ください。
- 伊集院家のページへのリンク