仄シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:14 UTC 版)
人工羊水と圧縮知育で急速に成長させた、クローン人間の姉妹。全員が衛人操縦士訓練生。見かけ上の年齢や知能は他の訓練生と同程度だが、実年齢は5歳ぐらい。クローンであるために全員が同じ容姿をしており、他人には区別がつかない。遺伝子改造もされているらしく、非常に高い身体能力を持っている。当初は11人姉妹であったが、後に11人が追加された。好きな食べ物はオムライス。クローン人間ならではの息を合わせた連携攻撃を得意とし、仄班としてチームを組む事も多い。原作最終回では、姉妹(さらに人数が増えている模様)は惑星セブンに残る者と新シドニアで新たな旅に出る者に別れる。アニメ・CDドラマでは全員の声を喜多村英梨が担当し、それぞれ僅かに変化をつけて演じている。アニメ公式サイトでは「仄 姉妹」と表記されている。 仄 焔(ほのか えん) 衛人操縦士訓練生。仄姉妹の長女。姉妹の中でも気が強い。訓練成績も一番優秀であり、衛人仮象訓練にて岐神、星白に次ぐ3位。長道らと同時にいち早く正規操縦士に任命された。機体番号は「703」(訓練生時はTS焔-203)。 まだ船内に不慣れな長道が不用意に女子光合成室へ入り込んだ際に裸を見られ、顔面に肘を打ち込んで鼻を折り失神させたことがある。連結型ガウナの討伐戦で重傷を負うが、後に回復。その直後、またもお見舞いに来た長道に裸を見られ、ドアごと蹴りつけ失神させたことがある。本人も謝りたいと思っているが、なかなかうまくいかない。水城でも姉妹で光合成していたところ、励まそうと訪問した長道に過失で裸を見られ、袋叩きにしたことがある。 仄 煉(ほのか れん) 衛人操縦士訓練生。焔の負傷による戦線離脱後に正規操縦士に任命された。機体番号は「706」(訓練生時はTS煉-206)。 仄姉妹の中では長道に対して好意的に接する人物で、戦闘中もお互いに庇いあうシーンなどが最も多く描かれている。長道と焔の間を取りなそうとするが、焔が逃げてしまったり、つむぎを心配していた谷風にふられてしまうなど、なかなか縁をとりなす事が出来ない。 かなたが引き起こした触手お化け事件で、帰りたがる焔を無理やり引き連れて谷風の家の中を捜索する怖いもの知らずの性格でもある。ちなみに捜索中にヒ山の家を壊してしまい修理する事になるのだが、途中でヒ山の愚痴を言ってしまい野生の洗礼を受けた。 アニメでは衛人仮象訓練5位の成績。 仄 烽(ほのか ほう) 衛人操縦士訓練生。煉と共に正規操縦士に任命された。機体番号は「705」(訓練生時はTS烽-205)。 自由浮遊ガス惑星を破壊した際に出現した紅天蛾と交戦。煉と連携攻撃をかけるがこれをかわされてしまい、敵を見失ったところを後方から反撃され墜落、戦死した。 アニメでは炉に代わり、衛人仮象訓練4位の成績。 仄 炉(ほのか ろ) 衛人操縦士訓練生。衛人仮象訓練では4位の成績。 後に正規操縦士になったらしく、オカリナ攻略戦に参加している姿が見られる。 アニメでは連結型ガウナ討伐戦後、煉らと共に正規操縦士に任命され、小惑星に突入し帰還した。機体番号は「707」。 仄 燿(ほのか よう) アニメで新しく判明した仄シリーズの一人。 アニメでは連結型ガウナ討伐戦後、煉らと共に正規操縦士に任命され、小惑星に突入し帰還した。機体番号は「708」。 初出時は名前が耀となっていたが、後に発表されたドラマCDのキャスティングでミスだったことが判明。 仄 炒(ほのか しょう) 22番目の姉妹。衛人操縦士。姉妹の中でも優秀と言われていたが実戦においては情緒不安定な面を見せ、初陣でシュガフ船に取り込まれた。エナで再現された炒は他覚的にはガウナの特徴を有していたが、人格は本人そのものであったためシュガフ船を脱出し水城への帰還を試みていた。しかし同様に再現された衛人を目の当たりにし、自身がガウナになってしまった事を知り絶望する。水城はこれを敵と認識し、焔によって撃破された。 仄 燧(ほのか すい) 小説「きっとありふれた恋」ヒロイン 仄シリーズ後期ロット十一人の一人。衛人操縦士訓練生。 衛人操縦の上達に心血を注いでいるにもかかわらず、衛人仮象訓練の成績が姉妹の中で最下位であることに強いコンプレックスを抱いている。姉妹たちを上回るため、東亜重工整備士の金打ヨシを脅迫し、自分の搭乗する一八式衛人を不正改造させた。 仄 爆(ばく)/煌(こう)/燈(とう)/燠(おう)/燎(りょう)/煽(せん)/燻(くん)/燐(りん)/炯(けい)/燃(ねん)/燥(そう)/燭(しょく)/熾(し)/烙(らく)/燗(かん) コミックス13巻特装版付録ドラマCDのキャスティングで名前が判明した仄シリーズ残りの15人。声優は他の仄シリーズ同様、全員喜多村英梨が担当。 原作では衛人仮象訓練の3から12位までを仄シリーズが占めていた(13位以下は不明)。 アニメ映画「あいつむぐほし」では炒と燧とともに、姉たちに比べて幼い姿で登場。大シュガフ船との最終決戦に参加するために、誕生予定を早められたことが語られる。
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