事典・辞書の記載とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 事典・辞書の記載の意味・解説 

事典・辞書の記載

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 06:14 UTC 版)

日本統治時代の朝鮮人徴用」の記事における「事典・辞書の記載」の解説

百科事典平凡社世界大百科事典第2版の「強制連行」(田中宏執筆)では「1937年日中全面戦争突入して以降労働力や軍要員の不足を補うために,日本国策として朝鮮人中国人日本内地樺太南方各地投入したが,駆り集め方が強制的であったためこう呼ばれる。」とし、「38年4月には国家総動員法が,翌年7月には国民徴用令公布され日本内外地における労務動員計画たてられた(徴用)。1939年労務動員計画数110のうち85000朝鮮人割り当てられ,各事業主にその狩出しを認可し42年からは国家自身の手になる〈官斡旋〉に移行した。」とある。 丸善エンサイクロペディアでは「(中国人1943-45、朝鮮人1939-45)第二次大戦中中国人朝鮮人強制的に軍需動員したもの。総力戦体制一環として中国人労働者朝鮮人労働者内地移入に関する件が各々閣議朝鮮総督府により決定された」と記述する小学館日本大百科全書には「朝鮮人強制連行」という項目がある(朴慶植執筆[要ページ番号])。「朝鮮総督府官公吏警察官および会社労務係らが一体となって暴力的に事業所強制連行した。それらは割当て動員数満たすため昼夜を分かたず畑仕事最中や、勤務帰りまでも待ち伏せしてむりやり連行するなど「奴隷狩りのような例が多かった。(中略陸軍慰安婦として数万人の女性女子挺身ていしん)隊の名のもとに狩り立てられた。」と記載している。 角川書店角川新版日本史辞典』(1997年)には「アジア太平洋戦争時に日本政府朝鮮人中国人強制した労務動員指して一般に使われる戦時統制経済下で、政府1939年昭和14年)に労務動員実施計画綱領作成し不足する労働力を「移入朝鮮人」で補おうとする方針立てた」「連行先は日本国内だけでなく、樺太東南アジア太平洋諸国広範囲におよび、炭坑土木工事など、危険な重労働つかされたため死傷逃亡多かったと書かれている近現代史研究者外村大 は「辞典によっては朝鮮人日本軍兵士軍属、「従軍慰安婦」としたことも強制連行として説明しているケースもある。このような記述これまでの歴史研究成果反映したのであると書いている。 辞書記載 岩波書店広辞苑4版以後で「朝鮮人強制連行」として記載登場する。 【朝鮮人強制連行】 (6版2008年1月日中戦争・太平洋戦争期に100万人を超える朝鮮人内地樺太サハリン)・沖縄東南アジアなどに強制的に連行し労務者軍夫などとして強制就労させたこと。女性一部日本軍慰安婦とされた。 谷沢永一渡部昇一5版記載前提に、これは史実異な記述でありイデオロギーにもとづく記述辞書値しない批判し岩波書店訂正謝罪を行うべきであると主張している。

※この「事典・辞書の記載」の解説は、「日本統治時代の朝鮮人徴用」の解説の一部です。
「事典・辞書の記載」を含む「日本統治時代の朝鮮人徴用」の記事については、「日本統治時代の朝鮮人徴用」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「事典・辞書の記載」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「事典・辞書の記載」の関連用語

事典・辞書の記載のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



事典・辞書の記載のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本統治時代の朝鮮人徴用 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS