主な騎士など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:14 UTC 版)
「アルスラーン戦記の登場人物」の記事における「主な騎士など」の解説
エステル・デ・ラ・ファーノ(エトワール) 声 - 折笠愛 / 三石琴乃 / 内山夕実 騎士見習い。茶褐色の髪に蜂蜜色の目の14歳の少女。男装しエトワールと名乗り、バルカシオン伯に従軍するが実戦経験はない。パルス軍が聖マヌエル城を落とした際に捕虜となる。敬虔なイアルダボート信者であり異教徒に激しい嫌悪を抱き、アルスラーンに対しても異教徒の総大将として非礼な態度を貫くが、パルス軍が敵の戦没者すら弔い捕虜を難民として保護する様子を見て「異教徒は虐殺すべし」という価値観にわずかながら変化が現れる。 大戦後、帰郷して女騎士(セノーラ)の叙勲を受ける。荒廃したルシタニア再興のため、ギスカールの帰国を求める陳情団に参加し、ドン・リカルドらとマルヤムに向かうがギスカールの不興を買い、命からがらパルスに流れる。異教徒であるパリザードとも交流できる程度に柔軟な性格になってはいたが、赤い僧院(ルージ・キリセ)に収監されていたルトルド侯爵を解放しようと言い出し、侯爵の暴走によって瀕死に陥る。死に際し、アルスラーンにドン・リカルドらを託し永眠する。享年19。 荒川弘版のコミカライズおよびTVアニメ版において、「王都炎上」の3年前となる第一話のオリジナルエピソードで、名もなきルシタニアの奴隷として登場。物語開始の数年前からアルスラーンと接触し、彼が異教徒であるルシタニア人の文化や、外の世界に興味を持つきっかけを作った存在として描かれている。以後も「パルスの坊っちゃん」としてアルスラーンの正体を知らぬまま、ことあるごとに気にかける描写が挟まれていた。パルス侵攻時には小隊を預けられて参加する。参加した目的の一つとして3年前に同じく捕虜となった仲間たちの行方探しだったが、彼らは抵抗したために全員殺害されていた。アルスラーン軍の聖マヌエル城攻略中、敵軍を率いるパルス王太子を暗殺すべく少数で本陣を奇襲するが、その人物像を全く把握していなかったため正体を知り驚愕する。結果暗殺は未遂に終わり、捕虜となる。 オラベリア ルシタニアの騎士。ギスカールの指示で銀仮面卿を追跡してデマヴァント山へ向かうが、地震に巻き込まれてドン・リカルドら同行者をことごとく失う。 第2部ではマルヤム国王ギスカールの下で大臣に匹敵する信任を受けている。使者としてミスルへ向かい、パリザードを拾う。イラクリオンにてルシタニア本国からの陳情団に帯同していた、旧友ドン・リカルドに再会する。 ブラマンテ ルシタニアの騎士。第二次アトロパテネ会戦でメルレインに討たれる。 オルガノ ルシタニアの高名な騎士。クバードの剛槍で討ち取られる。 ジャコモ ルシタニアの高名な騎士オルガノの弟。クバードの剛槍で討ち取られる。 モンテセッコ ルシタニアの騎士。第二次アトロパテネ会戦でジムサに討たれる。 ゴンザガ ルシタニアの貴族。男爵。 フォーラ ルシタニアの騎士。ゴンザガ男爵の弟。 デ・モーラ ルシタニアの老騎士。マルヤム国王となったギスカールへの陳情団の団長。エステルの祖父の友人。道中に病に倒れ死去。 ドン・リカルド ルシタニアの騎士。30歳。騎士オラベリアの友人で、ギスカール公爵の命を受けた僚友に同行したものの、大地震に巻き込まれてデマヴァント山で行方不明となる。迷い込んだ地下で蛇王ザッハークの影を見てしまい、髪も鬚も真っ白になるほどの恐怖で記憶を失う。その後、近くの村に保護され、白鬼(パラフーダ)と呼ばれていた。高潔で公正な性格で、異教徒に対しても偏見を持たず、銀仮面一党と単身対峙するギーヴを見て思わず「多勢に無勢であり騎士道にもとる、助勢せずともよいのか?」とオラベリアに問いかけた。大戦後はエステルと共にルシタニアへの帰路に着く。 その後はパラフーダを参照。
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