ルシタニア人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 19:54 UTC 版)
詳細は「ルシタニア人(英語版)」を参照 最初にこの地にやってきた人種はルシタニ族と呼ばれている。インド・ヨーロッパ語族という事からアルプスより移動してきた可能性はある。紀元前6世紀の事と言われるが、歴史学、考古学としてはいまだ時代の裏付けは定まっていない。ルシタニ族はカルタゴの傭兵として初めてティトゥス・リウィウスの記述に出てくる。 紀元前179年、ルキウス・ポストゥミウス・アルビヌスがルシタニ族を撃破した功績(第一次ケルティベリア戦争)により凱旋式を敢行している。しかし紀元前155年にルシタニ族はジブラルタルまで南下したが、紀元前153年に同地でその年のプラエトルであったルキウス・ムンミウスに敗れた。 セルウィウス・スルピキウス・ガルバはルシタニ族と同盟を結ぶと騙してルシタニ族を破り、捕虜にした者を奴隷として売り払ったが、これがさらなる反乱を引き起こした(ルシタニア戦争)。その後、デキムス・ユニウス・ブルトゥス・カッライクスとガイウス・マリウスが紀元前113年に勝利を挙げ、この頃までにルシタニアの大部分がローマ領となった。
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