主な答申路線と現状とは? わかりやすく解説

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主な答申路線と現状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 05:32 UTC 版)

運輸政策審議会答申第7号」の記事における「主な答申路線と現状」の解説

答申では29路線整備盛り込まれた。うち主要なものは以下の通りである。2018年平成30年時点での状況についても併記する。 常磐新線 東京から守谷経由して筑波研究学園都市に至る常磐新線構想は、1978年昭和53年)頃から議論のぼっていた。本答申では、東京守谷間が「目標年次までに新設することが適当である」と位置付けられ守谷筑波間は「今後整備について検討すべき」とされた。常磐新線整備は、目標年次であった2000年平成12年)には間に合わなかったが、2005年平成17年)には秋葉原・つくば間が首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスとして開業した日暮里・舎人線 足立区西部における新線建設答申以前から議論はあったが、本答申において日暮里から舎人に至る路線新交通システムにより整備する事が盛り込まれた。この路線東京都交通局日暮里・舎人ライナーとして2008年開業した埼京線 1985年昭和60年)の開業控えていた埼京線は、大宮からさらに宮原延伸し、高崎線直通運転する計画答申された。しかし、実際に用地買収困難などにより、2000年運輸政策審議会答申第18号では宮原延伸削除され、現在は川越線との直通運転実施している。 東京1号線 東京1号線都営地下鉄浅草線)は、終点西馬込駅から神奈川県方面への延伸が、本答申において「今後整備について検討すべき」と位置付けられた。しかし、第18号答申ではこの計画削除されている。 東京6号線 東京6号線都営地下鉄三田線)は、三田から清正公前を経由して目黒まで延伸し、東急目蒲線相互直通運転すると位置付けられた。清正公前・目黒間は東京7号線共用清正公前駅開業時白金高輪駅改名されている。2000年目黒までの延伸区間開業し同時に東急目黒線相互直通運転開始している。 東京11号線 東京11号線東京メトロ半蔵門線)の東側終点は、1972年昭和47年答申時には扇橋とされていた。本答申ではさらに錦糸町押上経由して常磐線沿線松戸へと延長された。2018年時点ではこのうち押上駅までが開業している。 東京12号線 東京12号線1972年昭和47年答申時から盛り込まれていたが、本答申において整備計画路線格上げされた。東京12号線1986年昭和61年)に着工2000年都営地下鉄大江戸線に名称を変更し当初計画全線開通した大江戸線終点光が丘から先への延伸計画があり、第18号答申では整備計画路線位置付けられている。 東京13号線 東京13号線は、1972年答申時には志木から新宿までとして答申されていたが、本答申では池袋以南南下について終点渋谷へと延伸された。東京13号線東京メトロ副都心線として2008年平成20年)に開業した千葉ニュータウン・成田空港線 北総鉄道北総線千葉ニュータウン中央駅終点としていたが、本答申において成田空港までの延伸盛り込まれた。2000年印旛日本医大駅まで延伸された後、2010年平成22年)に成田空港までが京成成田空港線として開業した京急空港線 京急空港線現在の天空橋駅付近終点としていたが、羽田空港直下への乗り入れ盛り込まれた。整備1998年平成10年)までに完了し羽田空港駅開業した東急目蒲線・東横線 東急目蒲線目黒から多摩川園までの改良と、東急東横線多摩川園から大倉山までの複々線化目黒において東京6号線および東京7号線相互直通運転行なう2000年東急目黒線として目黒から多摩川多摩川園駅から改名)を経由して武蔵小杉まで開業し目黒において東京6号線および東京7号線相互直通運転開始した2008年武蔵小杉日吉間が延伸開業した日吉大倉山間は、2006年以降神奈川東部方面線扱いとなった二俣川から新横浜を経て大倉山・川崎方面へ至る路線 二俣川から鶴ケ峰上菅田町新横浜経由して大倉山に至る路線と、新横浜から下末吉経由して川崎に至る路線計画された。さらに川崎から臨海部方面へが検討路線とされた。のちに神奈川東部方面線という名称が付いた川崎から臨海部方面1990年以降京急大師線連続立体交差化事業になった第18号答申では、二俣川から新横浜経由して大倉山に至る路線へと短縮された。2006年以降西谷から羽沢新横浜経由して日吉に至る区間へと変更され2010年着工した2019年12月現在、西谷新横浜間が相鉄新横浜線として、新横浜日吉間が東急新横浜線として開業または開業予定であり、このうち西谷羽沢横浜国大間は2019年11月30日開業しそれ以外区間2022年度下期開通する予定となっている。 相鉄いずみ野線 相鉄いずみ野線は、いずみ野から湘南台までの延伸盛り込まれた。また、湘南台から相模線方面への延伸検討路線とされた。1990年いずみ野いずみ中央間が開業1999年いずみ中央湘南台間が開業した第18号答申では湘南台から相模線方面への延伸位置づけられた。 横浜4号線 日吉から高田町経由して港北ニュータウンに至る路線計画された。港北ニュータウンから横浜線方面へが検討路線とされた。また日吉駅から鶴見間は新交通システムなどを導入するとされた。このうち中山日吉間が2008年横浜市営地下鉄グリーンラインとして開業している。第18号答申では開業未開業の全区間横浜環状鉄道取り込まれた。 横浜環状鉄道 根岸から上大岡東戸塚経由して鶴ヶ峰までの、横浜市南部カバーする区間検討路線とされた。前述区間2010年まで着工されなかった。第18号答申では鶴ヶ峰から中山まで延長され上で横浜4号線の全区間みなとみらい21線元町根岸間を取り込んで元町から鶴見まで横浜市全体「C」の字にカバーする路線位置づけられた。 みなとみらい21線 東神奈川からみなとみらい21地区経由して元町付近に至る路線計画された。また元町付近から本牧町経由して根岸までが検討路線とされた。このうち横浜から元町・中華街駅2004年横浜高速鉄道みなとみらい線として開業している。第18号答申では東神奈川横浜間が削除され元町根岸間は横浜環状鉄道取り込まれた。 武蔵野南線 府中本町から新川崎経由して川崎に至る武蔵野南線旅客線化と、新百合ケ丘から武蔵野南線への接続線整備盛り込まれた。旅客線化は費用地元負担前提となっていた。しかし、貨物線機能維持しながらの旅客線化の困難により、計画推進する川崎市目標川崎縦貫高速鉄道2018年計画廃止)の整備切り替えたため、第18号答申では削除された。

※この「主な答申路線と現状」の解説は、「運輸政策審議会答申第7号」の解説の一部です。
「主な答申路線と現状」を含む「運輸政策審議会答申第7号」の記事については、「運輸政策審議会答申第7号」の概要を参照ください。

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