運輸政策審議会答申第7号
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運輸政策審議会答申第7号(うんゆせいさくしんぎかいとうしんだい7ごう)は、東京圏の交通網整備に関する政府諮問に対し運輸政策審議会が1985年(昭和60年)に行った答申である。答申名は東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について(とうきょうけんにおけるこうそくてつどうをちゅうしんとするこうつうもうのせいびにかんするきほんけいかくについて)。2000年(平成12年)を目標年次とする東京圏における鉄道路線の整備計画を示しており、その2000年(平成12年)には本答申の更新版である運輸政策審議会答申第18号が提示されている。
- 1 運輸政策審議会答申第7号とは
- 2 運輸政策審議会答申第7号の概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
運輸政策審議会答申第7号
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「羽田アクセス線 (新横浜)」の記事における「運輸政策審議会答申第7号」の解説
1985年7月、運輸政策審議会は運輸政策審議会答申第7号を発表した。この答申において羽田アクセス線は、「二俣川から新横浜を経て大倉山・川崎方面へ至る路線」として、二俣川 - 鶴ヶ峰 - 上管田町 - 新横浜 - 大倉山、新横浜 - 下末吉 - 川崎が、2000年までに整備することが望ましいと位置づけられた。また、今後検討すべき路線として川崎 - 臨海部方面が位置づけられた。 一方で、京浜穴守線は羽田空港への延伸(京急空港線)が認められた。すなわち、羽田空港へのアクセス路線としては、京急空港線が当選したのに対し、神奈川県、横浜市、川崎市の提案する羽田アクセス線は、「臨海部方面への検討」という曖昧なかたちでしか認められなかった。 また、羽田アクセス線と関連して、東急東横線の大倉山 - 多摩川園間の複々線化、東急目蒲線の多摩川園 - 目黒間の改良、目黒においての東京6号線(都営三田線)、東京7号線(東京メトロ南北線)との相互直通運転も位置づけられた。すなわち、(相鉄線 - )二俣川 - 新横浜 - 大倉山 - 多摩川園 - 目黒 - 都営三田線・東京メトロ南北線という直通ルートの可能性が示された。 7号答申以後、羽田アクセス線計画は、羽田空港へアクセスする意味合いが薄れ、神奈川県南部・県央部から東京方面に直通するルートとしての意味合いが強くなり、神奈川東部方面線と呼ばれることが多くなった。
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