主な筋弛緩薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 13:45 UTC 版)
スクシニルコリンあるいはスキサメトニウム 即効性かつ数分で回復する脱分極性筋弛緩薬であり、精神科の電気痙攣療法の際の筋弛緩などにも適応となる。 ベクロニウム、パンクロニウム、ロクロニウム 神経筋接合部(NMJ)におけるアセチルコリン受容体を遮断する、非脱分極性筋弛緩薬。 A型ボツリヌス毒素 神経筋接合部において、神経末端からのアセチルコリン放出を遮断する。眼瞼痙攣やジストニアなどに適応がある。 ダントロレンナトリウム 横行小管から筋小胞体への興奮の伝達過程を遮断し、筋小胞体からのカルシウムイオンの放出を抑制する。悪性高熱症、悪性症候群の治療に使われる。 バクロフェン 中枢性筋弛緩薬。Γ-アミノ酪酸(GABA)に作用する。GABAB 受容体に選択性が高い。 芍薬甘草湯 漢方薬。「腓返り」にしばしば処方される。
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