レースぶりに関する特徴・評価とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > レースぶりに関する特徴・評価の意味・解説 

レースぶりに関する特徴・評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 00:07 UTC 版)

サイレンススズカ」の記事における「レースぶりに関する特徴・評価」の解説

スタートから先頭立って後続との差を徐々に大きく引き離し直線入って衰えない末脚発揮して逃げ切るというレーススタイル身上としていた。デビュー当初陣営将来見据えて抑える競馬覚えさせたい」という意見一致しており、新馬戦橋田上村に「できれば中団につけ、馬込みに入れて控え競馬してほしい」と指示出した。しかし、このレースサイレンススズカスタートからゴールまで馬なり勝利し香港国際カップレース後に武は橋田に「今日負けたけれども、この馬には押さえない競馬向いている」と進言した。 5歳となってから出走した全7戦では、全てのレーススタートから1000メートルまでの通過タイム5758秒を記録し、これは普通の馬であれば非常に速いペースとなり、たとえ1800メートルの距離であっても上がり直線失速することが多くなるこのようなペースとなった場合追い込み馬の場合上り35秒の脚を使えば逃げ馬をとらえることができるという計算になる。ところが、サイレンススズカにとって前半58秒台というのは楽な馬なりでのペースになり、後半の上がりも36秒台でまとめるため、そうなる後続馬は上がり34秒台、もしくはそれ以上タイムの脚で追い込まないサイレンススズカ捉えることはできないということになる。このような数字的な裏付けについて橋田は、「普通先行が行ったきりでゴールインするのは、前半スローペース落とし上がり勝負持ち込んで勝つんです。でもサイレンススズカは、最初から飛ばしていって、そのまま早いタイム直線乗り切ってしまうんです。これは並みの馬のできることじゃありません」と述べている。南井克巳によるとサイレンススズカゲート出てからのダッシュが違うとしており、それは「バカみたいにガーッと行くんではなくてあくまでも自分ペースなんですよ」としており、そのため普通に走っていても並みの馬とは断然違っただろうと述べており、「とにかくすごいスピードスピード的にホント、他馬とまったく違うスピード押し切っちゃうんだから」と付け加えている。 距離適性について、橋田宝塚記念出走前の時点には多少の心配はあったというものの、「2000までは問題ない2200までも我慢するだろう」と思っていたといい、大きな意味では安心してみていたという。毎日王冠後には、同レースでのメンバー構成での勝ち方から「東京なら左回りだし、2400メートルでも大丈夫じゃないか」と確信しジャパンカップへ出走予定していた。距離についての議論はさまざまであるが、武は仮に(距離3200mの)天皇賞(春)でも道中3秒差をつける逃げを展開できれば勝てるはず、というコメント残している。 小島貞博は、1992年クラシック戦線において自身騎乗し無敗皐月賞ダービー二冠制した逃げ馬ミホノブルボンサイレンススズカ違いについて、「サイレンススズカ典型的な逃げ馬だという気がします」と述べている。小島によるとミホノブルボンはやや仕掛け気味に先頭立っていたというが、サイレンススズカ場合楽に先頭立っているとしており普通の馬であれば最後には掴まってしまうところをサイレンススズカ最後まで掴まらず、逆に伸びているところを見るとこれはもう能力違いというしかない、と述べている。当初短距離馬として見られていたミホノブルボン徹底した坂路調教によって長距離レース克服したが、小島サイレンススズカミホノブルボン同様に調教鍛え上げたからこそ天性才能磨きかかった」と評している。 ライター柴田哲孝は、サイレンススズカ2000m級のレースに関する限りであればシンボリルドルフナリタブライアンテイエムオペラオーディープインパクトらと比較しても「"彼"こそは日本の競馬史上"最強馬"ではなかったか」と述べており、「もし時間コントロールすることができたとして、それらの馬を全盛期コンディション一堂介し2000メートルレース行ったとしたら…。おそらく、いや間違いなく、勝つのはサイレンススズカだ。しかも、圧勝するだろう」と断言しており、東京中日スポーツ記者野村英俊は、ディープインパクトサイレンススズカ逃げを自ら潰し行った確実に他馬の餌食になるだろうと推測している。

※この「レースぶりに関する特徴・評価」の解説は、「サイレンススズカ」の解説の一部です。
「レースぶりに関する特徴・評価」を含む「サイレンススズカ」の記事については、「サイレンススズカ」の概要を参照ください。


レースぶりに関する特徴・評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 10:15 UTC 版)

テンポイント」の記事における「レースぶりに関する特徴・評価」の解説

テンポイントスタートが得意で、一度出遅れたことがなかった。鹿戸によるとテンポイント反射神経抜群に良く、たとえ発馬機内で横を向いていてもゲートが開くとすぐに反応してスタートすることができたという。新馬戦テンポイントの隣のゲート入ったグレートリボに騎乗していた清水英次は「スタートしてからあっという間に、僕の前からいなくなってしまった」と述べている。一方で前述のようにレース第3コーナーから第4コーナーにかけて後退する癖があったが、厩務員山田によるとこれはテンポイントの走る時の完歩大きかったため、レース終盤ペース速くなる追走しにくくなるからだと述べている。鹿戸はテンポイント乗り味について、「あらゆる意味でクセのない乗りやすい馬だった。スタート道中折り合い、しまいもいいし、気の悪さ出したり馬ゴミ嫌ったりするようなこともない物凄く素直な馬だった」と述べている。馬主高田京都大賞典での勝ちっぷりを見て海外遠征を行うことを決めた理由として、63kgの斤量背負いながらも完歩数が変わらなかったことを挙げている。 主戦騎手鹿戸明トウショウボーイ管理調教師保田隆芳はともに、テンポイント競走馬として最大特徴レース見せ勝負強さ闘争心にあった指摘している。武邦彦テンポイント長所として粘り強さ挙げ、「"しんどいなあ、苦しいなあ"というところから猛烈に来るんですよ。粘り強さ天下一品、しつこい馬でした。爆発力トウショウボーイ、粘っこさはテンポイントといったところでしょうか」と述べている。

※この「レースぶりに関する特徴・評価」の解説は、「テンポイント」の解説の一部です。
「レースぶりに関する特徴・評価」を含む「テンポイント」の記事については、「テンポイント」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「レースぶりに関する特徴・評価」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レースぶりに関する特徴・評価」の関連用語

レースぶりに関する特徴・評価のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レースぶりに関する特徴・評価のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのサイレンススズカ (改訂履歴)、テンポイント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS