リィンバウムに大きく関わる伝説の人物
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「サモンナイトシリーズ」の記事における「リィンバウムに大きく関わる伝説の人物」の解説
誓約者(リンカー) 四界すべての召喚術に精通し、誓約による束縛ではなく信頼によって召喚獣を使役する「召喚師を越えた究極の召喚師」。通常の召喚術は誓約によって強制的に召喚獣を従わせることで成り立っているが、誓約者が使う召喚術は召喚獣と心を通わせることで彼らの助力を得るものである。初代誓約者は「エルゴの王」と呼ばれ、エルゴ(界の意志)から強大な恩恵を受けるようになった。彼はその力を駆使し、リィンバウムへ侵攻していた異界の住人の侵入を防ぐ結界を張り巡らせ平和をもたらした。 調律者(ロウラー) 「エルゴの王」出現以前に最強と謳われていた召喚師の家系、クレスメント家の尊称。その強大な魔力は「運命をも律する」と言われるほどで、召喚術、召喚獣に関するさまざまな研究を行っていたとされる。クレスメントの一族は離散し、その末裔たちの行方は定かではないとされる。 クレスメントはまだリィンバウムに結界が施されていなかった時代の召喚師であり、侵攻してくる悪魔たちと戦いを繰り広げていた。 悪魔の侵攻を知りえた最大の理由はクレスメント一族がサプレスの悪魔王メルギトスのリィンバウム侵略の助力としてリィンバウム側から召喚の門を開く見返りに、より強力な魔力と一族の安泰を契約したことがきっかけである。 与えられた強大な魔力を元にメルギトスの召喚が目前に迫ったところで、罪深さと恐ろしさに耐えられなくなったクレスメント一族は門を封鎖し、結果的に騙されたことに怒り狂ったメルギトスが復讐を誓い、自力で門を開く前にその対応に迫られていたのである。 メルギトス襲来の警告を数世代に渡って行い、多数の召喚師やシルターンの鬼神・龍神やサプレスの天使達といった協力者と連携しこれを迎撃する事に何とかこぎつけていたが、決定的な切り札が存在せず、戦局は不透明だった。 クレスメントは悪魔たちに対抗するため、亡命してきた融機人の一族・ライル一族の協力の元、召喚獣をロレイラルの技術で改造し、誓約とプログラムの二重の拘束で完全に自意識を失った召喚兵器「ゲイル」を生み出した。だがその代償に悪魔の侵攻を共に食い止めていた異界の住人の信頼を失い、彼らは自分の世界へと帰還してしまった。メルギトスとの決戦においてクレスメントは召喚兵器となった天使アルミネを暴走させ、軍勢ごとメルギトスを封印することに成功した。だがその力を恐れた召喚師たちはクレスメントの力とライル一族の知識を封じ(実際にはメルギトスとの戦いの最中に魔力と知識を『血識』として奪われて無力化されてしまったため召喚師たちが手を下したわけではない)、その事後処理を行った召喚師たちが蒼の派閥の起源となった(全ての罪をクレスメント一族とライル一族に背負わせて追放し侵略を防いだという功績は抹消し、自分たちの手柄とした上でのことである)。 適格者 「共界線(クリプス)」を人為的に制御することで世界の全てを支配し、界の意思(エルゴ)に成り代わろうとするための制御機構の中核をなす人物を「核識」と呼ぶ。その「核識」の力と意思の断片を封印した、サモナイト鉱石から鍛えて作成された二振りの魔剣「碧の賢帝(シャルトス)」、「紅の暴君(キルスレス)」に、「核識」となりうる魂の資質と強い意志により選ばれ所持者となった人間を適格者と呼ぶ。 魔剣本来の意思の強さでその力を増す性質に加えて、共界線(クリプス)から強大な力を引き出し、それを行使することが出来るが、その代償として封印された「核識」の意識が使用者の精神を蝕んでいくという弊害がある。 後に、碧の賢帝は破壊された後に「果てしなき蒼(ウィスタリアス)」へと生まれ変わり、封印された「核識」の意識に代わり使用者の意志の強さで力が増すようになった。また、「不滅の炎(フォイアルディア)」と呼ばれる同様の魔剣も登場している。物語終盤に主人公の手によって「紅の暴君」は半壊した。 適格者は遺跡から送られる強大な魔力によって心身を強化されており、四界の召喚術が行使できる魔力適性、高度な知識(現在では失伝した召喚術の秘儀など)、事実上不老に近い寿命、遺跡の全機能を制御する能力などを獲得しており、抜剣覚醒と呼ばれる状態になることでその全能力を発揮する。 抜剣者(セイバー) 「救い、切り開く者」の意。「果てしなき蒼」または「不滅の炎」の持ち主がこの名で呼ばれる。 伐剣者 「紅の暴君」の適格者の称号。物語の進行具合によっては「碧の賢帝」の適格者がこの称号で呼ばれることもあり得る。
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