リィンバウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:05 UTC 版)
「サモンナイトシリーズ」の記事における「リィンバウム」の解説
主に人間が暮らす世界。「選ばれた魂が集う楽園」とも、「転生の価値がなくなった魂がさまよう煉獄」とも呼ばれている。 豊富な魔法力(マナ)に満ちており、それを狙って4つの異世界からたびたび侵略を受けていた。侵略に対抗する手段として「送還術」「召喚術」が発達し、最終的には「エルゴの王」と呼ばれる英雄によって他の異世界との境界に結界が張られ、半永久的に異世界からの侵略を防ぐことに成功。その後、エルゴの王を中心とした王国が誕生するが、エルゴの王の死後、権力争いがもとで分裂し、現在は大陸中央の「聖王国」、北方の「旧王国」、西方の「帝国」の三国家が存在する(いずれも国家元首に「エルゴの王」の血統者を据え、国家の正当性を謳っている)。そのような理由で成立したゆえに、国家間の関係は極めて悪い。統治機構としての国家はあまり重要視されてはおらず、地方ごとの大都市を中心とした統治が為されている。 聖王国 「エルゴの王」の直系子孫を国王に据えているリィンバウム最大の国家。立憲君主制を取り、王に委任された大臣が政を行っている(君臨すれども、統治せず)。召喚師の派閥である、「蒼の派閥」と「金の派閥」の総本部がある。王都はゼラム。通貨単位はバーム(通貨記号b)。 旧王国 聖王国の支配をよしとしなかった王国の軍人たちが、「エルゴの王」の庶子を担ぎ出して興した軍事国家。徹底した権威主義で知られ、国民を外部から隔離したため幾度も内乱が勃発し、現在は衰退の一途をたどっている。聖王国を打倒し王国を復興させることを至上の目的としている。国権の最高機関は元老院。 国の成り立ちからして召喚術を快く思っていない者が多く、蒼の派閥や金の派閥の支部は存在しない。 帝国 旧王国の閉鎖的な体制に反発した者たちが、旧王国の王子を擁立し『皇帝』として興した新興国家。そのため聖王国とは比較的良好な関係を築いており、交易も行われている。召喚師の派閥が存在せず、召喚術は軍によって厳重に管理されている。帝都はウルゴーラ。3つの国家の中では最も勢いがあり、一部の召喚術を開放し、それを利用した産業を興すなどかなり進歩的な政策を行っている。 3つの国家の内でも各種都市の連携が非常に良く取れている。帝国の重要な施設を各都市に分散配置しており、軍学校や研究施設、陸軍海軍の中心地はそれぞれの都市の特色として現れている。 帝国のエリートとされる軍人や軍属は広く民間からも人材を採用しているためか、国民は非常に教育熱心であり、各地で退役軍人などが開いた私塾に子供たちを通わせる姿が見られる。結果として、文化水準や識字率は他の2国と比べて圧倒的に高くなっている。
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