ヤムチャの技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 01:11 UTC 版)
狼牙風風拳(ろうがふうふうけん) ヤムチャオリジナルの技で、本人いわく「構え、狼になりきって素早い動きで意表をつき、顔面と上半身に突きの集中連打。出した速さと同じ速さで拳を引き、休まず攻め、最後は、とどめの蹴り」、もしくは最後に両腕に満身の力を込め、とどめの一撃。野生の狼のような目にも止まらぬ速技で、相手に1秒間に推定5発の打撃を与え最後に重い一撃を浴びせる。技を放つ際に狼の影が映るのが特徴。神様には技の速度は感心されたがそれに重点を置きすぎて足元への注意を忘れていると評された。アニメにて人造人間19号が調べたデータに表示されたスペルは「ROUGAWHOWHOKEN」。 ゲームオリジナルでは派生技として、従来のラッシュに回転を加えた「狼牙風風拳:旋風爪」や、掌に気を集中して一閃する「狼牙風風拳:閃」、敵の防御を貫通する「裏・狼牙風風拳」が登場した。 新狼牙風風拳(しんろうがふうふうけん) 狼牙風風拳をパワーアップさせた技。技の性質としては基本的に今までと同じだが1秒間に推定10発に増えるなど瞬発力や攻撃力が向上している。 第22回天下一武道会で天津飯に用い、猛攻を仕掛けるも阻まれた。原作では狼の幻影が描かれなかったが、アニメ版では狼の幻影が2匹に増えている。ゲームなどではあまり登場せず、攻撃パターンも劇中と異なっている。 かめはめ波 亀仙人が考案した技で、両掌に気を集中させて気功波として一気に放出する。とっておきの技として第22回天下一武道会にて初使用。使用は悟空の次に早かった。亀仙人から直接指導されたのではなく独学で修得している。栽培マン戦、劇場版では悟空やクリリンと共に神精樹を破壊するために使用している。 『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では通常のかめはめ波とは異なり、踏ん張らずに自身が後方に移動して間合いをとる「逆走!かめはめ波」が登場した。 繰気弾(そうきだん) 第23回天下一武道会に出場したヤムチャがシェン相手に見せた「とっておきの技」。ヤムチャが修行で独自に考案した技で、手のひらから気功弾を繰り出す。この気功弾は命中しても爆発はせず、ぶつけるようにして使用される。指で軌道を遠隔操作することができ、シェンに一旦避けられた後も頭上から急降下させたり、地中から急襲させてシェンに命中させることに成功するが、倒すには至らなかった。 劇場版やゲームなどでは縦横無尽の軌道で相手を惑わせた後に急所を撃ち抜いたり、気弾を何度も往復させて四方八方から相手を撃ちのめして攻撃するといった用法も存在する。アニメ『Z』ではこの技でリクームを倒し、『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、崩壊し落下してきたサタンホテルの瓦礫からブルマら仲間たちをこの技で救った。 アニメやゲームでは、より強く気を込めてから放つ「超繰気弾」や「特大繰気弾」と呼称される強化版も登場。他にも『ドラゴンボールZ スカウターバトル体感かめはめ波 〜おらとおめぇとスカウター〜』では、2個の気弾を操って攻撃する「繰気連弾」も存在している。 「操気弾」は誤記。 舞空術(ぶくうじゅつ) 全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する技。元々は鶴仙流の技だが、気を扱う一定の戦闘力を超えた戦士のほとんどが体得している。 使用シーンが初めて登場したのはサイヤ人編。ピッコロと悟飯に合流する際に舞空術で移動してきた。 狼牙風風投球拳(ろうがふうふうとうきゅうけん) 『ドラゴンボール超』の第6宇宙・第7宇宙の親善野球試合にて使用。 狼牙風風拳と繰気弾を組み合わせて編み出された投球術。投球の軌道を自在に操れる。狼牙風風拳と同じく、技の前には狼の幻影が現れる。 ヤムチャは「俺さまの新しい必殺技」と誇らしげに語っていたが、観戦していた人造人間18号には「あいつ、もう武道家じゃないな」と揶揄されていた。
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