メカニックデザイン
メカニックデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 15:27 UTC 版)
『超時空要塞マクロス』のメカニックは実在する兵器の意匠を取り入れリアリティーを表している。スカル隊の「白」のイメージはVF-1の愛称「バルキリー」と同じく、デザイナー河森正治が気に入っている試作爆撃機XB-70ヴァルキリーから引用された。同様に部隊章の海賊旗もバルキリーのデザインモチーフとなった戦闘機F-14トムキャットの航空団、VF-84ジョリーロジャースから引用された。マクロスの企画当時、同航空団は所属する空母ニミッツと共に映画『ファイナル・カウントダウン』に出演し、航空ファン以外にも知られる人気の部隊であった(この部隊は結成以来幾度と無く解隊されているが、その都度他の部隊がニックネームを引き継いでいる)。現在、その部隊名と部隊章はF/A-18F スーパーホーネットで編成されるVFA-103に引き継がれている。ちなみに、非公式ではあるが、のちに「マクロスシリーズ」に設定監修として携わる千葉昌宏(『マクロス7』に登場する「Dr.千葉」のモデルともなった人物)が同人作家時代に執筆した記事では、フォッカーはかつて同隊に所属しており、その部隊章を引き継いだと解説していた。
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メカニックデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:15 UTC 版)
メカニックデザインは河森と、スタジオぬえの先輩である宮武が分担して行い、統合軍側の可変戦闘機を河森が、艦船、敵可変戦闘機のバトロイド形態、敵生命体プロトデビルンなどを宮武が担当した。宮武はほかに、自身のデザインした艦船などが出る場面のレイアウト設定も担当している。また、一部の敵兵器は、河森が企画していた『空中騎行戦記』(『天空のエスカフローネ』の原案)からデザインが転用されている。 本作では河森・宮武の共通認識として前作のように細部に凝った複雑なデザインとせず、ステルス性のある構成を取り入れている。初期のカラーリング設定画では継ぎ目の線がすべて消されたものが描かれたが、実際にアニメーションで動かす際にチープな印象になることや、継ぎ目がないと形がつかみづらいという問題から、継ぎ目が足されることになった。
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メカニックデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 15:57 UTC 版)
闘将ダイモス(1978年-1979年)- ノンクレジット出渕の公式デビュー作品。敵メカを担当。浪人時代にスタジオ見学に訪れた際に、敵メカのアイデアを求めていた監督の長浜忠夫から誘われ、第16話頃から参加した。 未来ロボ ダルタニアス(1979年-1980年)- デザイン協力敵メカを担当。 宇宙大帝ゴッドシグマ(1980年-1981年)- デザイン協力敵メカを担当。 無敵ロボ トライダーG7(1980年-1981年)- メカニカルゲストデザイン敵メカを担当。 宇宙戦艦ヤマトIII(1980年-1981年) - SF設定協力アリゾナやゼーアドラーIIIなど、少数のメカをデザインした。SFファンダムの先輩がSF考証の豊田有恒と親しくしていたことから誘われたという。 最強ロボ ダイオージャ(1981年-1982年)- メカニカルゲストデザイン敵メカを担当。 戦闘メカ ザブングル(1982年-1983年) - メカニカルゲストデザインシリーズ当初より参加。前半の主役メカ・ザブングルと主人公達の「家」となるランドシップ・アイアンギアー、後半の主役メカ・ウォーカー・ギャリア以外のウォーカーマシン等のサブメカや小物デザインを担当し、メカニカルな見地での世界観統一に貢献した。また高荷義之が児童誌に連載したイラストのラフ原画も手掛けた。 宇宙戦艦ヤマト 完結編(1983年)ディンギル帝国のメカニックを辻忠直と共に担当。 聖戦士ダンバイン(1983年-1984年) - メカニカルゲストデザインシリーズ序盤以降のメカデザインを担当。本作は企画スタート時よりスタジオぬえの宮武一貴が監督の富野由悠季と共にビジュアル的な世界観を構築し、主役メカのダンバインやその僚機となるダーナ・オシー、前半の敵主力機ドラムロといったオーラバトラーや主人公達が乗り組むオーラシップ・ゼラーナ等のデザインを手がけていたが、宮武がスタジオぬえの業務的事情(詳細は『超時空世紀オーガス』を参照)から同作を降板する事となったため、出渕はその後の作業を引き継ぐ形で参加する事となった。 宮武と出渕は直接の引継ぎを行っておらず、当初宮武が富野の意向に沿って確立しようとした「甲虫の様な意匠を、極めて工業的・産業的な観点から作り上げたロボットのデザイン」というコンセプトは必ずしも受け継がれていない。むしろ生物や中世の甲冑のイメージが強くなっている。ビランビーは当初「マサラグ」の名称が与えられ宮武の手でラフデザインまで進んでいたので、そのラフを元に出渕がクリンナップを行った。 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年)- メカニックデザイン協力ゼントラーディのパワードスーツ、ヌージャデル・ガーのデザインを担当。 機甲界ガリアン(1984年)主役メカ・ガリアンとその強化改造型・アザルトガリアン以外のメカを出渕が一手に引き受け、ケンタウロス型の人馬兵や折り畳み式の翼による飛行能力を持った飛甲兵、水中戦に特化した水機兵等、重厚かつ壮大なファンタジーSFの世界にぴったりのデザインを提供。これによって、「伝説の鉄巨人」という設定ながらロボット然としたデザインのガリアンが特殊な存在であるという説得力を出す事にも一役買った。 機甲界ガリアン 鉄の紋章(1986年)本編に登場するすべての機甲兵のデザインを担当。鉄巨神はテレビシリーズ版でのガリアンだが、そのシルエットと最低限のディテールは残しつつもロボット然とした印象を極力取り除き、テレビシリーズ以上にハードなヒロイックファンタジー(見方によってはダークファンタジーともいえる)となった物語に最適といえるデザインに仕立て上げた。邪神兵は本作用の完全オリジナルデザインで、ヒロイックでマッシヴな鉄巨神とは対を成す禍々しさを持ったものとなっている。 機動戦士ガンダムΖΖ(1986年) - メカニカルベースデザイン中盤までの敵モビルスーツ、ガルスJやズサ等のラフデザインを担当。 元々は全てのメカデザインを永野護が担当する予定だったが、スポンサーであるバンダイの意向によって永野が降板したため、急遽主役メカ・ΖΖガンダムのデザイン原案は小林誠に依頼され(クリンナップは伸童舎)、敵メカのデザイン原案が出渕に発注された。 当初、『機動戦士Ζガンダム』の後番組には出渕デザインの新作が予定されていたが、ZZの企画が決定しペンディングとなった。 ケルベロス・サーガ(1987年-)『紅い眼鏡』『人狼』など一連の映像・漫画作品に登場する、特機隊の装甲服「プロテクトスーツ」や車輌・航空機などのデザインを担当。出渕のドイツ軍装フリーク振りが遺憾なく発揮されている。 New Story of Aura Battler DUNBINE(1988年) 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)νガンダムなどモビルスーツのデザインを担当。 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(1989年)MSだけでなく世界観構築のためのデザインワークスを担当しており、特に「ハイゴッグ」や「ケンプファー」は評価が高い。 機動警察パトレイバー(1988年-2002年)ごく一部を除き、漫画からアニメに至るまでほとんどのレイバーやその他メカニックデザインを担当した。 元々この作品はゆうきまさみと共に作り始めた企画が元であるため、他作品に比べて関与の度合いは深く、劇場版第3作となる『WXIII 機動警察パトレイバー』ではスーパーバイザー、アニメでは一部のエピソードにおいて「いづぶちゆたか」名義で脚本(TVシリーズ・後期OVAシリーズ)、絵コンテ(後期OVAシリーズ)を担当している。なお初期OVAシリーズ6話までと「劇場版第2作」の監督である押井守は、(出渕との仲が最も険悪だった時期に)従来のヒーローメカ然としたレイバーデザインに不満を持っていたと述べ、「メカ音痴のメカデザイナー」などと酷評している。 アッセンブル・インサート(1989年-1990年) ガサラキ(1998年) 日本アニメ(ーター)見本市「世界の国からこんにちは」(2015年) - ロボットデザイン 「機動警察パトレイバーREBOOT」(2016年) - メカニカルデザイン・監修
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固有名詞の分類
アニメ関係者 | 金﨑貴臣 ところともかず メカニックデザイン 真鍋博 チャーリー・アドラー |
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