マルティヌス1世 (ローマ教皇)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 08:15 UTC 版)
聖人 マルティヌス1世 | |
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第74代 ローマ教皇 | |
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教皇就任 | 649年7月5日 |
教皇離任 | 653年 |
先代 | テオドルス1世 |
次代 | エウゲニウス1世 |
個人情報 | |
出生 |
不明![]() |
死去 |
655年9月16日![]() |
その他のマルティヌス |
マルティヌス1世(Martinus I、? - 655年9月16日)は第74代ローマ教皇(在位649年7月5日 - 653年)。カトリック教会・正教会で聖人で、カトリック教会での記念日は4月13日[1]。日本のカトリック教会では聖マルティノ一世[2]、聖マルチノ1世教皇殉教者[1] などとも呼ばれる。
東ローマ皇帝コンスタンス2世が両性単意論を支持する勅令(テュポス)を発布した際、ラテラン教会会議でこれを異端と決議したため、653年に東ローマ帝国のラヴェンナ総督府によって捕縛された上、コンスタンティノープルに連行された。裁判の結果、クリミア半島のケルソンに配流され、その地で没する。
彼の逮捕は、7世紀の半ばになってもコンスタンティノープルの皇帝の権威・権力が西方にも及んでいたことを示す一つの例である。
脚注
- ^ a b “Laudate 聖人カレンダー”. 聖パウロ女子修道会. 2015年10月12日閲覧。
- ^ “歴代教皇リスト”. カトリック中央協議会. 2015年10月12日閲覧。
関連項目
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