マネーメイキング・スター
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「キネマ旬報20世紀の映画スター」の記事における「マネーメイキング・スター」の解説
映画館をいっぱいにしたマネーメイキング・スターは誰だ! は、2000年にキネマ旬報が後述の選出基準でマネーメイキング・スターを選出したリストである。 邦画選出基準 1980年以降配給収入10億円以上の映画3本以上に主役(級)で出演した俳優を対象に、その該当映画の配給収入の合計順にランキングする。ただし、1990年代にデビューした俳優は2本以上と選出基準を緩める。また、配給収入は封切り当初のもので再映分を含んでいない。 2本立て映画の配給収入の扱いは、按分せずに2本の映画に全額を割り当てるといった方法を採用している。例えば、渥美清主演の『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』と西田敏行主演の『釣りバカ日誌』の第1作目は1988年12月に2本立てで公開され、配給収入は12億5000万円となった。この12億5000万円を渥美の配給収入の合計にも、西田の配給収入の合計にも全額加算している。 映画館をいっぱいにしたマネーメイキング・スターは誰だ! (邦画篇)No.俳優名配給収入合計(単位:億円)対象映画本数配給収入10億円以上の主演格作品括弧内の金額は映連発表の配給収入1 渥美清 294.8 23 男はつらいよシリーズ『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(第25作目)〜『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(第48作目)※映連配給収入合計:290.7億円 2 西田敏行 177.1 10 『植村直己物語』(13.5億円)・『敦煌』(45億円)・『釣りバカ日誌』(12.5億円)・『釣りバカ日誌2』(14.1億円)・『釣りバカ日誌3』(14.1億円)・『釣りバカ日誌4』(14.2億円)・『おろしや国酔夢譚』(18億円)・『釣りバカ日誌5』(14.5億円)・『釣りバカ日誌6』(15.7億円)・『釣りバカ日誌7』(15.5億円) 3 薬師丸ひろ子 135.2 7 『ねらわれた学園』(12.5億円)・『セーラー服と機関銃』(23億円)・『探偵物語』(28億円)・『里見八犬伝』(23.2億円)・『メイン・テーマ』(18.5億円)・『Wの悲劇』(15.5億円)・『野蛮人のように』(14.5億円) 4 三國連太郎 126.3 9 『マルサの女2』(13億円)・『釣りバカ日誌』(12.5億円)・『利休』(12.7億円)・『釣りバカ日誌2』(14.1億円)・『釣りバカ日誌3』(14.1億円)・『釣りバカ日誌4』(14.2億円)・『釣りバカ日誌5』(14.5億円)・『釣りバカ日誌6』(15.7億円)・『釣りバカ日誌7』(15.5億円) 5 真田広之 94.9 6 『燃える勇者』(23億円)・『伊賀忍法帳』(16億円)・『伊賀のカバ丸』(10.4億円)・『里見八犬伝』(23.2億円)・『ヒーローインタビュー』(13.4億円)・『リング』(10億円)※映連配給収入合計:96億円 6 高倉健 91.5 3 『駅 STATION』(12億円)・『南極物語』(59億円)・『鉄道員』(20.5億円) 7 仲代達矢 91.3 5 『影武者』(27億円)・『二百三高地』(18億円)・『鬼龍院花子の生涯』(11億円)・『乱』(16.7億円)・『ハチ公物語』(20億円)※映連配給収入合計:92.7億円 8 中井貴一 85.1 5 『連合艦隊』(19億円)・『プルメリアの伝説 天国のキッス』(12億円)・『ビルマの竪琴』(29億円)・『キネマの天地』(13億円)・『梟の城』(13億円)※映連配給収入合計:86億円 9 宮本信子 78.3 6 『お葬式』(12億円)・『マルサの女』(12.5億円)・『マルサの女2』(13億円)・『あげまん』(10億円)・『ミンボーの女』(15.5億円)・『スーパーの女』(15億円)※映連配給収入合計:78億円 10 原田知世 74.5 4 『時をかける少女』(28億円)・『愛情物語』(18.5億円)・『天国にいちばん近い島』(15.5億円)・『早春物語』(12.5億円) 11 織田裕二 70.6 3 『波の数だけ抱きしめて』(10.5億円)・『きけ、わだつみの声 Last Friends』(10.1億円)・『踊る大捜査線 THE MOVIE』(50億円) 12 近藤真彦 63.1 5 『ブルージーンズメモリー BLUE JEANS MEMORY』(12.5億円)・『グッドラックLOVE 』(10.5億円)・『ハイティーン・ブギ』(18億円)・『ウィーン物語 ジェミニ・YとS』(11億円)・『愛・旅立ち』(11.7億円)※映連配給収入合計:63.7億円 13 仲村トオル 58.7 5 『ビー・バップ・ハイスクール 』(14.5億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』(11.5億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲 』(10.1億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲』(12.5億円)・『きけ、わだつみの声 Last Friends』(10.1億円) 14 たのきん 51.8 4 『ブルージーンズメモリー BLUE JEANS MEMORY』(12.5億円)・『グッドラックLOVE』(10.5億円)・『ハイティーン・ブギ』(18億円)・『ウィーン物語 ジェミニ・YとS』(11億円)※映連配給収入合計:52億円 15 柴田恭兵 51.0 4 『野蛮人のように』(14.5億円)・『あぶない刑事』(15億円)・『またまたあぶない刑事』(10.5億円)・『福澤諭吉』(11億円) 16 役所広司 50.0 3 『オーロラの下で』(11億円)・『Shall we ダンス?』(16億円)・『失楽園』(23億円) 17 野村宏伸 49.5 3 『メイン・テーマ』(18.5億円)・『学校の怪談』(15億円)・『学校の怪談2』(16億円) 18 清水宏次朗 48.6 4 『ビー・バップ・ハイスクール 』(14.5億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』(11.5億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲 』(10.1億円)・『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲』(12.5億円) 19 山﨑努 45.7 3 『お葬式』(12億円)・『マルサの女』(12.5億円)・『水の旅人 侍KIDS』(20.3億円)※映連配給収入合計:44.8億円 20 緒形拳 38.8 3 『楢山節考』(10.5億円)・『火宅の人』(10.1億円)・『おろしや国酔夢譚』(18億円)※映連配給収入合計:38.6億円 21 津川雅彦 36.0 3 『あげまん』(10億円)・『スーパーの女』(15億円)・『プライド・運命の瞬間』(11億円) 22 三浦友和 35.6 3 『古都』(10.5億円)・『大日本帝国』(14億円)・『226』(11.5億円)※映連配給収入合計:36億円 23 安達祐実 32.5 3 『REX 恐竜物語』(22億円)・『家なき子』(10.5億円) 24 中谷美紀 31.0 2 『らせん』(10億円)・『リング2』(21億円) 25 前田亜季 27.5 2 『学校の怪談2』(16億円)・『学校の怪談3』(11.5億円) 男はつらいよシリーズ 配給収入合計作数公開タイトル映連発表の配給収入(単位:億円)第25作 1980年8月2日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 12.0 第26作 1980年12月27日 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 13.8 第27作 1981年8月8日 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 13.1 第28作 1981年12月28日 男はつらいよ 寅次郎紙風船 12.1 第29作 1982年8月7日 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 10.4 第30作 1982年12月28日 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 15.5 第31作 1983年8月6日 男はつらいよ 旅と女と寅次郎 10.2 第32作 1983年12月28日 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 12.5 第33作 1984年8月4日 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 11.5 第34作 1984年12月28日 男はつらいよ 寅次郎真実一路 12.7 第35作 1985年8月3日 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 11.0 第36作 1985年12月28日 男はつらいよ 柴又より愛をこめて 10.5 第37作 1986年12月20日 男はつらいよ 幸福の青い鳥 10.3 第38作 1987年8月5日 男はつらいよ 知床慕情 12.4 第39作 1987年12月26日 男はつらいよ 寅次郎物語 10.5 第40作 1988年12月24日 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 12.5 第41作 1989年8月5日 男はつらいよ 寅次郎心の旅路 N/A 第42作 1989年12月27日 男はつらいよ ぼくの伯父さん 14.1 第43作 1990年12月22日 男はつらいよ 寅次郎の休日 14.1 第44作 1991年12月23日 男はつらいよ 寅次郎の告白 14.2 第45作 1992年12月26日 男はつらいよ 寅次郎の青春 14.5 第46作 1993年12月25日 男はつらいよ 寅次郎の縁談 15.7 第47作 1994年12月23日 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 15.5 第48作 1995年12月23日 男はつらいよ 寅次郎紅の花 11.6 合計 290.7
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