マネートレインホーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 01:33 UTC 版)
「ジェイ・ストリート-メトロテック駅」の記事における「マネートレインホーム」の解説
かつて、マネートレインはニューヨーク市地下鉄の運賃を支払うのに使用されたトークンを集め、370 ジェイ・ストリートの地下にある金庫室に通じるドアにそれを預けた。この搬入用ホームは1951年に開業し、同年に金庫室も完成したがマネートレイン自体の運行が開始されたのは約45年前の1905年であった。このホームは370 ジェイ・ストリートの地下に設置された。これはINDとBMT、そしてIRTの3社の線路が一堂に会する場所であり搬入に都合の良い場所であるためである。しかし、トークンは2003年を最後に使用されなくなりマネートレインの運行も終了、2006年12月にこのホームは閉鎖された。マネートレインは他の旅客列車よりも低速で走行するがニューヨーク市地下鉄は24時間運行のため旅客列車の運行されない時間に運転するということができず、路線の高速化や列車の増発が容易に行えないためにメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティはマネートレインを問題視していた。マネートレインは駅近くにあるニューヨーク交通博物館に展示されているほか、2015年10月からは370 ジェイ・ストリート地下のホームの様々な使用記録などが展示された。 現在ニューヨーク市地下鉄を構成している路線を保有していた元々の会社、IND、BMT、IRTの3社はそれぞれ独立したマネートレイン用ホームを持っていた。INDのマネートレイン用ホームは当駅のINDカルバー線北行ホームにあり、マネートレインからトークンの搬入に使われたドアが残っておりホームから見ることができる。BMTのマネートレイン用ホームは駅西側のシーサスクロッシングからホーム側に少し進んだところにあり、これは3社のマネートレイン用ホームの中で最も深い位置にあるホームである。IRTのホームは当駅付近を通過するIRTイースタン・パークウェイ線のトンネル内にある。
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