按分
読み方:あんぶん
按分(あんぶん)は、分割・配分の方法のうち、何らかの比率に準じて(同じ比率で)分割する方法のことである。按分するための計算を「按分計算」と呼ぶことも多い。
「按分」は「等分」と対比して考えるとわかりやすい。等分は、等しい数量に分割して(単純に頭数で割って)配分する。按分の場合は、何らかの要素に依拠し、その要素の構成比率に準じて(その比率と同じ割合で)分割するものである。
たとえば個人事業主が自宅内に仕事場所を設け「自宅兼事務所」として事業を営む場合、家賃や光熱費などを私用・事業用に用いた割合に応じて按分し、事業に用いた分を経費として計上することが認められる。これを「家事按分」という。
家事按分の基準は明確に定められているわけではなく、客観的に合理的と判断できる基準を事業主がめいめい設ける必要があるが、事務所として使用している時間の割合や占有面積の割合などが参照されることが多い。
公職選挙法(第六十八条の二)では、有効票であってしかも複数の立候補者に該当しうる票は、対象となり得る立候補者の有効投票数の割合に応じて按分(「あん分」)する旨が規定されている。これは一般的に「案分票」と呼ばれる。
按分の「按」の字は「調べる」「整える」といった意味合いを含む。塩梅(あんばい)の異表記にも「案配」の他に「按配」の字を用いる書き方がある。「按」が常用外漢字ということもあって「按分」は「案分」と表記されることもある。
按分(あんぶん)は、分割・配分の方法のうち、何らかの比率に準じて(同じ比率で)分割する方法のことである。按分するための計算を「按分計算」と呼ぶことも多い。
「按分」は「等分」と対比して考えるとわかりやすい。等分は、等しい数量に分割して(単純に頭数で割って)配分する。按分の場合は、何らかの要素に依拠し、その要素の構成比率に準じて(その比率と同じ割合で)分割するものである。
たとえば個人事業主が自宅内に仕事場所を設け「自宅兼事務所」として事業を営む場合、家賃や光熱費などを私用・事業用に用いた割合に応じて按分し、事業に用いた分を経費として計上することが認められる。これを「家事按分」という。
家事按分の基準は明確に定められているわけではなく、客観的に合理的と判断できる基準を事業主がめいめい設ける必要があるが、事務所として使用している時間の割合や占有面積の割合などが参照されることが多い。
公職選挙法(第六十八条の二)では、有効票であってしかも複数の立候補者に該当しうる票は、対象となり得る立候補者の有効投票数の割合に応じて按分(「あん分」)する旨が規定されている。これは一般的に「案分票」と呼ばれる。
按分の「按」の字は「調べる」「整える」といった意味合いを含む。塩梅(あんばい)の異表記にも「案配」の他に「按配」の字を用いる書き方がある。「按」が常用外漢字ということもあって「按分」は「案分」と表記されることもある。
按分
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