あんぶんとは? わかりやすく解説

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按分

読み方:あんぶん

按分とは、土地財産分け与えることを指す言葉である。古代から中世にかけての日本において、土地財産一部人々によって所有され、その所有権一族家族内で継承されていったこの所有権移転分配過程を按分と呼ぶ。また、按分は法律用語としても用いられ遺産分割財産分与の際にも使用される。 按分は、所有権移転分配公平に行うための重要な手段である。例えば、遺産分割では、遺産相続人間で公平に分けるために按分が行われる。また、土地財産分配においても、所有者意向法律基づいて按分が行われることがある

按分

読み方:あんぶん

按分(あんぶん)は、「基準とする構成比に応じて(同じ割合で)金額などを分割配分すること」の意味用いられる語。その計算方法は「総額比率で割る」という単純なものだが、この比率求め方(=何の要素依拠して比率算出するか)がややこしい場合がある。

「按分」は「等分」と対比して考えるとわかりやすい
等分は、等し数量分割して単純に頭数割って配分する
・按分の場合は、何らかの要素依拠し、その要素の構成比率準じて(その比率と同じ割合で)分割する

たとえば個人事業主自宅内に仕事場所を設け自宅事務所」として事業を営む場合家賃光熱費などを私用事業用用いた割合に応じて按分し、事業用いた分を経費として計上することが認められる。これを「家事按分」という。

家事按分の基準明確に定められているわけではなく客観的に合理的判断できる基準事業主めいめい設け必要があるが、事務所として使用している時間割合占有面積割合など参照されることが多い。

公職選挙法第六十八条の二)では、有効票であってしかも複数立候補者該当しうる票は、対象なり得る立候補者有効投票数割合に応じて按分(「あん分」)する旨が規定されている。これは一般的に案分票」と呼ばれる

按分の「按」の字は「調べる」「整える」といった意味合いを含む。塩梅あんばい)の異表記にも「案配」の他に「按配」の字を用い書き方がある。「按」が常用外漢字ということもあって「按分」は「案分」と表記されることもある。

あん‐ぶん【案分/×按分】

読み方:あんぶん

[名](スル)基準となる数量比例して物を分けること。「頭数に応じて利益を—する」


あん‐ぶん【案文】

読み方:あんぶん

[名](スル)案として作った文章また、その文章書くことあんもん。「—を練る」「教書を—する」



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