provisioning
「provisioning」の意味・「provisioning」とは
「provisioning」とは、一般的には「供給」や「提供」を意味する英語の単語である。特にIT業界では、システムやネットワークリソースの準備や管理を指す専門用語としても使われる。例えば、新たなユーザーがシステムを利用するために必要なアカウント情報やアクセス権限を設定する作業を「ユーザープロビジョニング」と呼ぶ。「provisioning」の発音・読み方
「provisioning」の発音は、IPA表記では/prəˈvɪʒənɪŋ/となる。IPAのカタカナ読みでは「プラヴィジョニング」、日本人が発音するカタカナ英語では「プロビジョニング」と読む。「provisioning」の定義を英語で解説
「Provisioning」 is generally defined as the act of supplying or providing something. In the IT industry, it refers to the preparation and management of system or network resources. For instance, the process of setting up account information and access rights for a new user to use the system is referred to as "user provisioning".「provisioning」の類語
「provisioning」の類語としては、「supplying」や「providing」がある。これらの単語も「供給」や「提供」を意味するが、「provisioning」はより具体的にはシステムやサービスの準備と管理を含む意味合いを持つ。「provisioning」に関連する用語・表現
「provisioning」に関連する用語としては、「user provisioning」や「resource provisioning」がある。「user provisioning」は新たなユーザーがシステムを利用するためのアカウント情報やアクセス権限の設定を指し、「resource provisioning」はシステムやネットワークリソースの準備と管理を指す。「provisioning」の例文
1. The IT department is responsible for the provisioning of new accounts.(IT部門は新規アカウントのプロビジョニングを担当している。)2. Provisioning of resources is a critical task in cloud computing.(リソースのプロビジョニングはクラウドコンピューティングにおける重要なタスクである。)
3. User provisioning involves creating, modifying, and deleting user accounts.(ユーザープロビジョニングには、ユーザーアカウントの作成、変更、削除が含まれる。)
4. The provisioning process should be automated to improve efficiency.(効率を向上させるために、プロビジョニングのプロセスは自動化されるべきである。)
5. The company offers a software tool for provisioning and managing virtual machines.(その会社は仮想マシンのプロビジョニングと管理のためのソフトウェアツールを提供している。)
6. Provisioning of adequate network bandwidth is essential for smooth operation.(スムーズな運用のためには、十分なネットワーク帯域のプロビジョニングが不可欠である。)
7. The system administrator performed the provisioning of the new server.(システム管理者が新しいサーバーのプロビジョニングを行った。)
8. The provisioning of user access rights needs to be carefully managed.(ユーザーのアクセス権のプロビジョニングは慎重に管理する必要がある。)
9. The software simplifies the provisioning of cloud resources.(そのソフトウェアはクラウドリソースのプロビジョニングを簡素化する。)
10. Provisioning services are part of the company's IT solutions.(プロビジョニングサービスは、その会社のITソリューションの一部である。)
プロビジョニング【provisioning】
プロビジョニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 04:24 UTC 版)
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プロビジョニング(英: Provisioning)は、本来は「準備、提供、設備」などの意味であり、現在では通常、音声通信やコンピュータなどの分野における、ユーザーや顧客へのサービス提供の仕組みを指す。
概要
プロビジョニング(Provisioning)の本来の意味は、長旅に向けて食料などの確保をすることである。
- 注1: プロビジョニングには、配線、機器、信号の伝送など通信に関わるあらゆるものが含まれる。
- 注2: 緊急管理(NS/EP)通信サービスにおいては、「プロビジョニング」は「開始; initiation」と同義であり、既存のサービスや能力の優先順位の変更を含む。出典: 米国連邦規格1037C (英語: US Federal Standard 1037C)
通信に情報技術が様々なレベルで使われるようになり、通信サービスとより高レベルな基盤との区別はあいまいとなっている。そのため、プロビジョニングという用語も、データや技術リソースへのアクセスをユーザーに提供するシステムや様々な企業レベルの情報リソース管理について、任意の必要とされるシステムの構築を意味するようになってきている。
マネジメントの観点から見れば、CIOの監督の下で、人事部門やIT部門が協力して行う以下のようなことをプロビジョニングと言う。
- データリポジトリ、システム、ネットワークアプリケーション、データベースなどに唯一のユーザーIDを使ってアクセスできるよう認証する。
- 同様にコンピュータや電話などのハードウェアリソースの使用権限を適切に設定する。
プロビジョニングの最も基本的な部分として、組織のリソースとユーザーのプライバシーのセキュリティを確保するために、アクセス権の行使を監視する。次に法令順守とシステムの悪用や侵入への耐性を確保する。そして、さらには組織内のシステムで使われるブートイメージを管理・制御することでTCO削減を図ることもある。
プロビジョニングという用語は、仮想化、オーケストレーション、ユーティリティコンピューティングといった概念と組になって使われることが多い。例えば、OASIS の Provisioning Services Technical Committee (PTSC) は XMLベースの各種プロビジョニング情報交換のためのフレームワークを定義している。それが SPML(Service Provisioning Markup Language)であり、「組織内または組織間でのID割り当て情報やシステムリソース割り当て情報とプロビジョニングを管理する」ためのものである。
プロビジョニングが完了すれば、そのシステムは期待通りの標準に従って運用されることが保証される。従って、プロビジョニングはサービス運用の開始までを扱い、その後はシスオペやシステム管理の範疇となる。
種類
サーバ・プロビジョニング
利用可能なサーバ群(サーバファーム)からサーバを選び出し、適切なソフトウェア(オペレーティングシステム、デバイスドライバ、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェア)をロードし、システムを適切に設定したり、サーバ固有の設定(IPアドレスなど)をしたり、といった作業をサーバ・プロビジョニングと呼ぶ。これには、そのサーバを運用可能にするまでのあらゆる作業が含まれる。インターネットサービスプロバイダ (ISP) やホスティングサービス業者は、サーバ・プロビジョニングを頻繁に行うため、作業をパラメータ化していることが多い。物理的なハードウェアを新たに用意するのではなく、バーチャルホストを構成する場合が多い。
BladeLogic(現・BMCソフトウェア)、IBM、ヒューレット・パッカードなどから、サーバ・プロビジョニングを自動化するソフトウェア製品がある。
要するに、サーバ・プロビジョニングは組織の要求に基づいたサーバ構成の定義である。ハードウェアやソフトウェアをどのような構成にするかは、そのサーバの用途に依存する。冗長構成にするかどうかは、組織がそのサーバの可用性をどう考えているかに依存する。重要なアプリケーションほど、クラスタ構成やRAIDなどを使ってダウン時間の削減を図る。
サービス・プロビジョニング
サービス・プロビジョニングとは、ISP が会員ごとに行う作業全般を指す。
- DNSサーバの指定などを含めたDNSの設定
- 電子メールの設定。メーリングリスト設定や電子メールの転送設定なども含む
- 個人Webサイトのための HTTP および HTTPS サービス。パスワード保護されたディレクトリの用意など
- FTP の設定
- MySQLやPHP のサポート
- ウィキ設定。ただし、ISPが用意していることは今のところ[いつ?]ほとんどない。
- ストレージの容量の用意。
ユーザ・プロビジョニング
ユーザ・プロビジョニングとは、1つまたは複数のシステムやディレクトリやアプリケーションにおいて、ユーザアカウントの生成・保守・削除などを行うことであり、完全に自動化されている場合とそうでない場合がある。ユーザ・プロビジョニングのためのソフトウェアは、変更伝播、セルフサービスワークフロー、統合ユーザ管理といったプロセスに従って動作する。ユーザアカウントが具体的にどういう人(組織)に対応するかは、そのサービスの内容に依存する(従業員かもしれないし、取引先業者かもしれないし、顧客かもしれない)。ユーザ・プロビジョニングの対象となるサービスとしては、電子メール、ディレクトリ・サービス、データベースアクセス、何らかのネットワークやメインフレームへのアクセスなどがある。ユーザ・プロビジョニングは一種のアイデンティティ管理ソフトウェアである。
モバイルサブスクライバー・プロビジョニング
既存の携帯電話ネットワーク加入者(subscriber)への新たなサービスの構築・提供を指す。GPRS、MMS、インスタントメッセージ、さらにはインターネット上のチャットや電子メールサービスとのゲートウェイなどである。
モバイルコンテンツ・プロビジョニング
いわゆるモバイルコンテンツを携帯電話などに提供すること。
関連項目
外部リンク
プロビジョニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 10:15 UTC 版)
「SailPointテクノロジーズ」の記事における「プロビジョニング」の解説
ユーザーが適切な権限で利用できるよう自動でアカウントを作成、保守、削除し、アプリケーションへのアクセス権を設定する。マニュアル作業を削減し業務スピードを向上させる。
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