サーバ・プロビジョニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:51 UTC 版)
「プロビジョニング」の記事における「サーバ・プロビジョニング」の解説
利用可能なサーバ群(サーバファーム)からサーバを選び出し、適切なソフトウェア(オペレーティングシステム、デバイスドライバ、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェア)をロードし、システムを適切に設定したり、サーバ固有の設定(IPアドレスなど)をしたり、といった作業をサーバ・プロビジョニングと呼ぶ。これには、そのサーバを運用可能にするまでのあらゆる作業が含まれる。インターネットサービスプロバイダ (ISP) やホスティングサービス業者は、サーバ・プロビジョニングを頻繁に行うため、作業をパラメータ化していることが多い。物理的なハードウェアを新たに用意するのではなく、バーチャルホストを構成する場合が多い。 BladeLogic(現・BMCソフトウェア)、IBM、ヒューレット・パッカードなどから、サーバ・プロビジョニングを自動化するソフトウェア製品がある。 要するに、サーバ・プロビジョニングは組織の要求に基づいたサーバ構成の定義である。ハードウェアやソフトウェアをどのような構成にするかは、そのサーバの用途に依存する。冗長構成にするかどうかは、組織がそのサーバの可用性をどう考えているかに依存する。重要なアプリケーションほど、クラスタ構成やRAIDなどを使ってダウン時間の削減を図る。
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