フクオトメ【フクオトメ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11096号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | フクオトメ よみ:フクオトメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石川直幸、長嶺敬、山敏之、田谷省三、甲斐由美、谷尾昌彦、佐藤淳一、村上泰臣 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中系4671」と「中国131号」の雑種第1代に「西海168号(後の「きぬいろは」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(広島県福山市)における成熟期は早、耐倒伏性は強、穂発芽性は難の製粉向きの品種である。叢性はやや直立、株の開閉はやや開、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、ワックスの多少はやや多、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無~極少、下垂度はやや大、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長はやや長、粒着の粗密は中、穂の抽出度はやや長、ワックスの多少はやや多、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は黄である。粒の形及び大小は中、色は褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無~極少、千粒重はやや小、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の下、粗蛋白質含量はやや少、灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅡ、茎立性は中、出穂期及び成熟期は早、遺伝子雄性不稔の有無及び細胞質雄性不稔の有無は無、耐湿性は中、耐倒伏性は強、穂発芽性は難、脱粒性は中、収量性は多である。粒の硬軟はやや硬、粒質は粉状質、製粉歩留及びミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質含量はやや少、60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の明度は中、粉の赤色みはかなり低、粉の黄色みはかなり高、吸水率はやや低、バロリメーターバリュウは中、最高粘度及びブレークダウンはかなり大である。しま萎縮病及び赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱、赤さび病抵抗性は弱である。「シラサギコムギ」と比較して、稈長が短いこと、千粒重が小さいこと、耐倒伏性が強いこと等で、「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、ふの色が黄であること、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に中国農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県福山市)において、「中系4671」と「中国131号」の雑種第1代に「西海168号(後の「きぬいろは」)」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
ふくおとめ【フクオトメ】(果樹)
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登録番号 | 第11471号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | ふくおとめ よみ:フクオトメ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福島県 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市杉妻町2番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山家弘士、宗形隆、松川裕、國沢高明、佐藤守、増子俊明、沢田吉男、佐久間宣昭、岡田初彦、松野英行、瀧田誠一郎、小野勇治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが小、果皮の地色及び果肉の色が黄の育成地(福島県福島市)では6月中下旬に成熟する極早生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさはやや大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さは浅、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは小、果皮の地色は黄、果皮の着色の多少及び濃さは中、形は斑、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は黄、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の粗密は粗、果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は微、渋味は少、苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は長楕円、大きさはやや大、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は80日以内で育成地においては6月中下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は無、核割れの多少は中、裂果は微である。「さおとめ」と比較して、果皮の地色及び切った直後の果肉の色が黄であること等で、「ふくえくぼ」と比較して、果実が小さいこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和59年に福島県果樹試験場(福島市)において、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して得られた胚を培養した中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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