吸水率(骨材の)
【英】:water absorption,absorption,percentage of water absorption
表面乾燥飽水状態の骨材に含まれている全水量の、絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率。JISでは高炉スラグ粗骨材は6%(区分L)叉は4%(区分N)以下、高炉スラグ細骨材は3.5%以下、フェロニッケルスラグ細骨材は3.0%以下、銅スラグ細骨材は2.0%以下と規定している。
→JIS A 1109(細骨材の密度及び吸水率試験方法)、JIS A 1110(粗骨材の密度及び吸水率試験方法)
吸水率
吸水率
湿潤状態の試料の表面水を完全に拭い去って表面乾燥飽水状態とし、さらに 100~110℃ の温度で定重量となるまで乾燥し絶対乾燥状態とする。吸水率のJIS測定法は、粗骨材-A 1110、細骨材-A1109 に示されている。
即ち、試料の絶対乾燥状態の重量をA,表面乾燥飽水状態の重量をBとした時
粗骨材の場合は、 吸水量重量百分率 =(B-A) ÷ A × 100 %
細骨材の場合は、 表面乾燥飽水状態の試料 500g の乾燥後重量を C とした時
吸水量重量百分率 =( 500-C) ÷ C × 100 %
で求める。
湿潤状態とは、試料の表面にまで水分が付着している状態をいう(湿潤状態の表面水を完全に拭い去った状態を表面乾燥飽水状態という)。
吸水率と同じ種類の言葉
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