ビデオカードについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 02:10 UTC 版)
「ATI Technologies」の記事における「ビデオカードについて」の解説
PC用製品については「Radeon」を、ワークステーション用製品については「FirePro」を参照 ライバルのNVIDIA社とは3D機能で熾烈な性能争いを繰り広げており、得意不得意な使用シーンにより一概にどちらが優れていると評価できないほど実力は拮抗している。 ドライバの更新頻度はNVIDIAより遅いと言われている。一方で画質や発色等がNVIDIA製よりも良いと言われることも多く[要出典]、また動画再生支援技術の点では昔から力を入れている事もあり、NVIDIAよりも強いとされている。他にも安定性より先進性などを重視した作りになっている。GPU製造プロセスにおいて業界初の55nm、40nmプロセスを導入、最新メモリ規格である「GDDR4」や「GDDR5」を搭載するグラフィックボードを世界で初めてリリースしたのもATIである。 コストパフォーマンスの高さから自作パソコンユーザーから支持を受け、販売実績を伸ばしている[要出典]。画像処理に高い水準を求めるグラフィックデザイナー、HTPC(ホームシアターPC)環境などを構築するユーザーにも根強い人気がある[要出典]。 伝統的に大手PCベンダーへの大量供給に強く、デル、ヒューレット・パッカード、エイサー、レノボ、NEC、ソニー、富士通、エプソンダイレクト製PCにも搭載されている。特にBTO、CTO販売を中心とするデル、ヒューレット・パッカード、エプソンダイレクトのデスクトップパソコン、ノートパソコンでは各ラインナップで採用されており、標準搭載されているかカスタマイズによってRadeonを選択できる。Macintoshでは全ての機種にATIのビデオチップが搭載されていたが、2001年以降はNVIDIA製品も採用しているほか、Intel Macではチップセットの内蔵グラフィックスエンジンを採用している機種もある。AMDとの合併後はAMDプロセッサ搭載パソコンのチップセット内蔵グラフィックスとして、Radeon 4000シリーズなどが用いられている。他、ノートパソコンのディスクリートグラフィックとして搭載されるケースが多く、2009年第2四半期時点のノートPC向け単体GPU製品の出荷数のシェアはNVIDIAを上回るとされる。 マイクロソフトはXbox 360のGPU(Xenos)にATIの製品を採用した。また、任天堂もWiiにATI開発のシステムLSIを使用している。 他にHPC業界向けのFireStreamをATI Stream SDKとセット販売している他、ES1000などのサーバー向け内蔵グラフィックスがデルやヒューレット・パッカード、IBM、NECなどのサーバー製品全般に搭載されており、広いシェアを持っている[要出典]。
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