バルト艦隊での勤務とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > バルト艦隊での勤務の意味・解説 

バルト艦隊での勤務

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 18:07 UTC 版)

パーミャチ・アゾーヴァ (装甲巡洋艦)」の記事における「バルト艦隊での勤務」の解説

その後も、「パーミャチ・アゾーヴァ」現役留まることになった1900年には、艦隊装甲艦「インペラートル・アレクサンドル2世」、1 等巡洋艦ミーニン」および「ナヒーモフ提督とともに近代化改修決定された。改修案は同年11月30日付けボイラー換装し、老朽化した排水系統動脈管取り替えることとなった1901年「パーミャチ・アゾーヴァ」練習砲術分遣隊旗艦として、観覧機動艦隊参加した「パーミャチ・アゾーヴァ」近代化改修について海軍技術委員会旧式化した薬莢使用しない 203 mmならびに 152 mm 砲を 4 門の 45 口径 152 mmロシア語版薬莢砲へ換装し、従来の 7 門のオチキス47 mm 砲に 9 門を追加し、4 門の機関銃装備して 37 mm 5 砲身砲のかわりに 37 mm砲身砲を装備することとした。また、新し保管システム吊り下げ式の給弾装置装備することとされた。こうした近代化改修結果砲熕関係の重量383 t から 461 t に増加する見込みとなった。その一方で鋼鉄装甲を厚み 102 mmクルップ鋼張り替えることで艦の重量108 t 軽減できるはずであり、さらに帆装補助機関廃止によって 50 t を稼ぐことができる見込みであった従来戦闘司令塔ロシア語版)は砲撃指揮やそのための器具のためのスペース不足していたため、より広いものに置き換えられる計画になっていた。新し戦闘司令塔は、前檣前に設置される予定であった武装関係以外に、動力装置にも改修加えられる予定であった「パーミャチ・アゾーヴァ」では従来機関ボイラー区に動脈管設置されていたが、これは不沈性(ロシア語版)において劣っている考えられるようになっていた。近代化改修では、艦の生存性高めるためにこれにかえて強力な自立性を持つ電動式排水遠心ポンプ設置する計画になっていた。また、木製階段鋼製変更される予定であった10 年間にわたって使用続けられ煙管ボイラーは、近代的なベルヴィル水管ボイラー換装する計画であった。 ところが、「パーミャチ・アゾーヴァ」当時要求照らして不十分な燃料搭載量速力しか持っておらず、すでに巡洋任務には適さないという判定下された。そのため、機関船体修理小口速射砲増設工事行っただけで練習砲術分遣隊編入された。 日露戦争が始まると、「パーミャチ・アゾーヴァ」指揮していた F・F・シリマン 1 佐官は自艦を第3太平洋艦隊編入し極東へ派遣するよう提案した。しかし、艦は修理中で技術的に良くない状態であったため、派遣見送られた。1904年時点で、「パーミャチ・アゾーヴァ」オーバーホール最中であったアドミラルティ造船所「パーミャチ・アゾーヴァ」老朽化したボイラー蒸気配管系を換装し、新しベルヴィル18 基を据え付けたまた、機関修理受けた従来帆装伴った 3 基のマスト替えて 2 本の軽量マスト設置され、艦からの機雷敷設管理設備装備された。1906年にはオーバーホール完了しA・G・ロジーンスキイ 1 等佐官指揮下の水雷練習分遣隊加わって強化軍事教練合流した

※この「バルト艦隊での勤務」の解説は、「パーミャチ・アゾーヴァ (装甲巡洋艦)」の解説の一部です。
「バルト艦隊での勤務」を含む「パーミャチ・アゾーヴァ (装甲巡洋艦)」の記事については、「パーミャチ・アゾーヴァ (装甲巡洋艦)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「バルト艦隊での勤務」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バルト艦隊での勤務」の関連用語

バルト艦隊での勤務のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バルト艦隊での勤務のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパーミャチ・アゾーヴァ (装甲巡洋艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS