ナ・ン・ダとは? わかりやすく解説

な‐ん◦だ

連語⇒なのだ連語


なんだ

[助動][なんだら|なんで(なんだり)|なんだ|なんだ(なんだる)|なんだれ|○]動詞型活用語未然形に付く。過去打消しの意を表す。なかった。

売薬の外は誰にも逢わなんだことは」〈鏡花高野聖

実否ヲ未ダ決シサセラレナンダレバ」〈天草本伊曽保・イソポが生涯

物しったり物しなんだり物し物しらずさ」〈滑・浮世床・初〉

[補説] 語源未詳打消し助動詞「ぬ」に「あった」の付いた「ぬあった」の音変化とみる説や、打消しの「なん」に過去の「た」が付いた助動詞からとする説など、諸説がある。室町時代から江戸後期まで用いられたが、江戸末期からは「なかった」がそれに代わった。現在では、主に関西方言行われる


なん‐だ【何だ】

読み方:なんだ

連語《「だ」は断定の助動詞

疑問を表す。「あの音は—」「それが—というんだ」

直接言うのがはばかられたり、適当な言い方が見つからなかったりする場合に、代わりに用いる語。「自分で言うのも—が、僕ならできる」「つまりは、—、もうやめたいということか」

感動詞的に用いて意外なことにあきれたりがっかりしたりする気持ちを表す。「—まだ終わらないのか」「—君か」

話題にする事柄たいしたことではないという意を表す。「地位が—、金が—」「—、こんな傷ぐらいで大騒ぎするな」


なんだ【涙】

読み方:なんだ

「なみだ」の音変化

「熱い—は思わず知らず流れ落ちて」〈藤村破戒


なんだ【難陀】

読み方:なんだ

[一]《(梵)Nanda音写

釈迦異母弟。孫陀羅(そんだら)難陀。

釈迦弟子の一。牧牛難陀。

唯識十大論師の一。6世紀ごろのインドの仏教学者

難陀竜王」に同じ。

[二]《(梵)Nandāの音写波斯匿王(はしのくおう)が仏に万灯供養したのに対してわずかに一灯供養し貧女の名。


ナンダ

名前 Nanda

ナンダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 19:52 UTC 版)

ナンダ
ナンダ Ptyas mucosa
保全状況評価
ワシントン条約附属書II
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: ナミヘビ科 Colubridae
: ナンダ属 Ptyas
: ナンダ P. mucosa
学名
Ptyas mucosa
(Linnaeus, 1758)
和名
ナンダ
英名
Oriental ratsnake

ナンダ(南蛇、学名Ptyas mucosa)は、ナミヘビ科ナンダ属に分類されるヘビ

分布

アフガニスタンイランインドインドネシアジャワ島スマトラ島)、カンボジアタイ中国南部、台湾トルクメニスタンネパールパキスタンバングラデシュベトナムマレーシアマレー半島)、ミャンマーラオス

形態

最大全長320cm。体色は黒や褐色。下半身や尾には不鮮明な横縞が入り、尾では網目状の斑紋になることもある。

眼は大型で、視覚は優れている。上下の唇にある鱗(上唇板、下唇板)の間は黒い。

形態

生態

草原森林、農耕地など様々な環境に生息する。餌となるネズミが繁殖している都市部でもよく見られる。地表棲。昼行性。外敵に襲われると素早く逃げるが、気性は荒い。

食性は幅広く、両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類など様々な脊椎動物を捕食する。獲物は締め殺さず押さえつけながら食べる。

繁殖形態は卵生で、1回に6-14個の卵を産む。

人間との関係

中国では食用とされることもある。調理法としては唐揚げ等がある。食用の乱獲のため、生息数は激減している。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に野生個体が流通し、生息地では保護されているため、流通量は少ない。性質は神経質で荒く、ハンドリング等には向かない。よく食べ、よく糞を出す。飼育は難しくない。

参考文献

  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、123頁。
  • 山田和久『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、96頁。

関連項目

  • ナンダ属

外部リンク


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