テレビ・劇場版
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作品登場時の階級は大将。 一年戦争開戦時の階級は中将で、当時から連邦軍きっての戦上手であり、官僚型軍人の多い連邦軍では数少ない実戦型指揮官として名を馳せていた。ルウム戦役では旗艦アナンケから指揮を執るが、ジオン公国軍の新兵器モビルスーツ (MS) の威力によりまさかの惨敗を喫する。自身も黒い三連星によって捕虜となるが、南極条約調印直前には脱走を経て「ジオンに兵なし」(後述)の演説を行い、ジオン軍の実情を暴露して徹底抗戦を主張する。この演説により、南極条約の内容は講和条約ではなく、NBC兵器や大質量兵器の使用禁止・捕虜交換などの交戦規定に留まることになり、連邦軍は対ジオン反攻作戦「V作戦」を開始することになる。それと並行し、大将に昇進する。 V作戦の開始についても非常に積極的であり、旧来の大艦巨砲主義から脱却できないジャブローの高級官僚を精力的に説得するなど、実地主義であり高齢にもかかわらず思考の柔軟さと先見の明があることがうかがえる。 名前自体は第9話にて補給に訪れたマチルダ・アジャンの口から初めて語られており、その後も第14話や第16話に名前のみ登場していたが、オデッサ作戦の直前に当たる第23話でようやく容姿が描かれた。 オデッサ作戦発動時には、ヨーロッパ方面軍総司令官として、前線で指揮を執った。ホワイトベースにも配慮を欠かさず、特命でマチルダのミデア補給隊をたびたび派遣した。また、マ・クベの水爆を使った脅しにも屈することなく、沈着冷静に前進を命じる。ニュータイプに対する理解もあり、「ニュータイプとは、戦争なんぞせんで済む人類のことだ。超能力者達のことではない。」と発言している。ララァ・スンのエルメスにコンペイトウ(ソロモン)を襲撃された際にはニュータイプの感応を示し(本人は原因不明の頭痛だと思っていたが)、本人にもわずかながらその素養があることをうかがわせていた。 ソロモン攻略戦後、第一大隊を率いてジオン本国を攻略する途上の宇宙世紀0079年12月30日作戦時間21:05、ジオン公国総帥ギレン・ザビの命令によりゲル・ドルバ照準で発射されたソーラ・レイの直撃を受け、和平交渉に赴いたデギン・ザビもろとも光の渦に呑み込まれ、戦死した。 レビルと彼の腹心であるティアンムの死により、戦勝をもたらしたにかかわらず連邦軍内での求心力を失った改革派はジャブローに籠もる守旧派によって戦後も冷遇され、ティターンズの台頭によりさらに圧迫されていくことになる。なお、戦後も少なからず英雄視されていたようで、ティアンムの名がラー・カイラム級につけられた(「アドミラル・ティアンム」)のと同様に、宇宙世紀0096年に竣工したドゴス・ギア級戦艦の2番艦はその名を取って「ゼネラル・レビル」と命名されている。
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