テトラルキアとは? わかりやすく解説

テトラルキア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 15:18 UTC 版)

テトラルキア古代ギリシャ語: τετραρχίαtetrarkhíaラテン語: tetrarchia英語: tetrarchy、「4名の支配」の意)は、古代ローマにおける政治体制の一つで、帝政ローマ後期に即位した皇帝ディオクレティアヌスが西暦293年に行ったのが始まりとなる。本来は寡頭制において4名による支配を行う場合を指すが、単に「テトラルキア」と呼ぶ場合はディオクレティアヌスに始まる分担統治を意味する。


  1. ^ Qtd. and tr. Leadbetter, Galerius, 3.
  2. ^ Leadbetter, Galerius, 3-4.
  3. ^ この制度は359年に東ローマ帝国の首都コンスタンティノポリスでも踏襲された。



テトラルキア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 15:18 UTC 版)

3世紀の危機」の記事における「テトラルキア」の解説

また、ディオクレティアヌス帝国広大な領土分割して統治することを考え、まず腹心マクシミアヌス共同皇帝即位させて領土東西二分して西方統治させ、さらに東西それぞれの皇帝の下に副帝一名ずつ据え二人正帝アウグストゥス)と二人副帝カエサル)の計四人皇帝による分割統治体制確立させた。 複数皇帝による統治体制は、帝国のどの地域で.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}出来しゅったい)する変事に対して迅速な対応を可能にし、混乱の終息大い寄与した。 この体制は「テトラルキア」(四分統治制)と呼ばれて305年ディオクレティアヌス退位後存続し324年コンスタンティヌス1世単独の皇帝として即位するまで続くこととなる。

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テトラルキア(四帝統治)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 13:43 UTC 版)

西ローマ帝国」の記事における「テトラルキア(四帝統治)」の解説

詳細は「テトラルキア」を参照 284年皇帝即位したディオクレティアヌス皇帝分割した。彼は自身東方担当正帝とする一方マクシミアヌス西方担当正帝とし、ガレリウスコンスタンティウス・クロルスそれぞれ東西副帝任じた。この政治体制は「ディオクレティアヌスのテトラルキア(四分割統治)」と呼ばれ3世紀指摘され内乱防ぎ首都ローマから分離した前線拠点作った西方では皇帝拠点マクシミアヌスメディオラヌム現在のミラノ)とコンスタンティヌスアウグスタ・トレウェロルム現在のトリーアであった305年5月1日2人正帝退位し2人副帝正帝昇格した

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