インペリウムとは? わかりやすく解説

インペリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 07:19 UTC 版)

インペリウムラテン語: imperium英語: imperium。イムペリウムとも[1])とは、ラテン語で「命令」「帝国」を意味し、起源を王政ローマの王に持つ、法的、軍事的な最高権力[2]共和政ローマ時代には、コンスル(執政官)、プラエトル(法務官)、ディクタトル(独裁官)といった高位政務官に、クリア民会の票決を経て、基本的には1年の期限付きで与えられたもので、徐々にプロコンスル(執政官代理)、プロプラエトル(法務官代理)にも与えられるようになり、共和政の最後の時期には、複数年にまたがる場合や、私人であってもグナエウス・ポンペイウスのように、ガビニウス法によって与えられる場合もあった[2]


注釈

  1. ^ ポテスタスについても諸説あり、インペリウムと区別しないものや、高位政務官に与えられた強いポテスタスをインペリウムとするもの、あるいは高位政務官に与えられた権限はインペリウム、下位はポテスタスと呼ぶ、などがある[10]

出典

  1. ^ 原田俊彦「『国家について』におけるキケロの歴史叙述について」『人文論集』第54巻、早稲田大学法学会、2016年2月、2頁、hdl:2065/47436ISSN 0441-4225CRID 1050282677436412032 
  2. ^ a b c Britannica.
  3. ^ Lintott, pp. 54–58.
  4. ^ Drogula, p. 436.
  5. ^ Drogula, p. 429.
  6. ^ Drogula, pp. 439–440.
  7. ^ Drogula, p. 419.
  8. ^ Drogula, pp. 421–422.
  9. ^ Drogula, pp. 423–425.
  10. ^ Drogula, p. 423.
  11. ^ Drogula, pp. 425–432.
  12. ^ a b Drogula, p. 430.
  13. ^ Drogula, p. 442.
  14. ^ a b Drogula, p. 420.
  15. ^ Drogula, pp. 432–434.
  16. ^ 弓削2010、pp.166-168。
  17. ^ 古川琢磨「ウェルギリウス『アエネーイス』第1歌(訳)」2021年、hdl:2324/44000322023年3月10日閲覧“本訳は、九州大学を中心拠点 として2016年3月から2018年9月まで開催 した ラテン語読書会「九羅会」の 成果の一部である。” 
  18. ^ Howe2003、p.17。
  19. ^ a b 吉村2003、pp.53-58。
  20. ^ 本村ら1998、p.8。
  21. ^ 本村ら1998、p.10。
  22. ^ Lintott, p. 53.
  23. ^ Drogula, pp. 420–421.
  24. ^ 吉村2009、pp.60-61。
  25. ^ 吉村2009、pp.71-72。
  26. ^ 吉村2009、p.61。
  27. ^ 吉村2003、pp.71-72。
  28. ^ 吉村2009、p.68。
  29. ^ from バールーフ・デ・スピノザ: Tractatus politicus, Caput II, § 6.


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