ソニーのATRAC3方式による参入とは? わかりやすく解説

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ソニーのATRAC3方式による参入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:44 UTC 版)

デジタルオーディオプレーヤー」の記事における「ソニーのATRAC3方式による参入」の解説

1999年12月ソニーは「メモリースティックウォークマン NW-MS7」を日本発売しデジタルオーディオプレイヤー市場本格参入した記録媒体として同時発売した「マジックゲートメモリースティック」を用いて記録フォーマットMDLP採用されていたATRAC3方式採用し漢字表示対応のEL液晶備えたボディ100円ライターの二回り大きくした程のサイズで、ウォークマン発売開始20周年節目を飾るモデル一つとなった。 NW-MS7の開発際しソニー著作権保護SDMI準拠する二つ暗号化技術(OpenMG/MagicGate)を採用したことでクリアした。例えエクスプローラでファイルコピーをしたり、インターネット上アップロードした場合複製ファイル再生不可能となる。 また、ソニーグループSMEJ同月中にOpenMGATRAC3採用した音楽配信サイトBitmusic事業開始にこぎ着けた。 2000年1月には、シリコンオーディオプレイヤーの「VAIO music clip MC-P10」を発売した。この機種は64MBの内蔵メモリのみ搭載し大きさは軸が太めボールペン同等となり、NW-MS7よりも大幅に小型化した。 続いて同年秋に携帯電話音楽再生機能持たせたエーユー(旧:IDODDIセルラーグループ連合、現:KDDI)・沖縄セルラー電話連合(各auブランド)向けC404S DIVANTTドコモ向けDocomo by SONY SO502iWM相次いで発売している。これらの機種はスティックリモコンとMGメモリースティックスロットを搭載し付属OpenMG JukeBoxから音楽データチェックイン/アウトする機能備えた所から、「メモリースティックウォークマン」を一体化した感が強かったまた、光ミニジャックを備えてダイレクトエンコーディングにも対応した。しかし、それなりの評価得た一方で、厚みのある本体音楽再生電池持ち余り良くなく、有る程度複雑な操作を憶えなければいけない事で当時万人受けしなかった点から、2004年頃に携帯電話業界音楽再生機能注力するようになるまで同様の後継機が出ることは無かったSO502iWM2001年末頃まで市販されていた。 2001年にはデジタルオーディオプレイヤーブランドを「ネットワークウォークマン」に統一し、さらにPCリッピングしたATRAC3ファイル転送媒体メモリではなくミニディスクにしたNet MD規格2004年Hi-MD規格発表した。 なお、NW-MS7発売当初から2004年上半期頃までは、付属ソフトの「OpenMG Juke Box1999年2001年)」「Sonic Stage」によって、リッピング・WAV/MP3のATRAC3へのコーデックEMDサイト購入したATRAC3方式ファイルを、記録媒体の「マジックゲートメモリースティック」・「シリコンメモリー」「Net MD」へチェックイン操作任意のマジックゲート対応の1媒体へのみコピーが可能)で音楽ファイル転送し、その転送先で不要になった音楽ファイルチェックイン操作をした同じPCのソフト上でチェックアウト操作をする事でコピーしたデータ削除され再びソフト上でチェックインが可能となる方式だった。この強固な著作権保護技術によって、当初著作権私的範囲内でもOpen MG暗号化されたATRAC3ファイルバックアップ一切不可能な制約多かった。これは、後にアップグレードによって改善弾力化された。

※この「ソニーのATRAC3方式による参入」の解説は、「デジタルオーディオプレーヤー」の解説の一部です。
「ソニーのATRAC3方式による参入」を含む「デジタルオーディオプレーヤー」の記事については、「デジタルオーディオプレーヤー」の概要を参照ください。

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