ソニック・ブームとは? わかりやすく解説

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ソニック‐ブーム【sonic boom】

読み方:そにっくぶーむ

音速上で飛行するジェット機などの衝撃波によって生ず爆発音


ソニックブーム

行政入力情報

団体名 ソニックブーム
所轄 東京都
主たる事務所所在地 中野区南台二丁目473号 
従たる事務所所在地
代表者氏名 小俣 宏明
法人設立認証年月日 2019/06/28 
定款記載され目的
この法人は、高齢者障がい者病弱者、及び子育て支援を必要としている人たちなど移動制約に対して移動外出支援する個別移動サービス福祉有償運送事業外出介助等の移動支援事業そして外出をより楽しめるような情報の提供事業行い移動確立寄与しながら共生社会実現する事を目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
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解散理由  

ソニックブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 19:17 UTC 版)

超音速飛行により発生する衝撃波が、ソニックブームを生む

ソニックブーム: sonic boom)とは、超音速機超音速飛行など、大気中を音速より速く移動する物体により発生する衝撃波が生む、轟くような大音響のこと。衝撃波以外の原因で生じる単発的な大音響を含める場合もある。

地上で観測される轟音は衝撃波が減衰したものと、地上の物体を衝撃波が広範囲に鳴動させて発生するものが主体で、空中の飛行機内などでは轟くような音にならない(何かがぶつかったように聞こえる)。

概要

超音速で飛行する物体が上空を通過した際に、何かが爆発したような2つの不連続な音として観測される[1]。2つの音のうち、最初の音は飛行体前方で発生した衝撃波(マッハコーン)によるもので、2つ目の音は物体後方(スペースシャトルの場合は垂直尾翼)で生じた衝撃波で生じる。機体の大きさや質量によって聞こえ方も変わるためこの2つの音を区別するのが難しく1回しか聞こえない場合もあるが、スペースシャトル帰還時に聞こえる音ははっきり2つに分かれて聞こえる。このソニックブームを波形にすると、ラテン文字の「N」の字の形になるため、N-ウェーブと呼ばれる。

1960年代には、高高度を飛行すれば衝撃波は減衰し、地表でソニックブームは発生しないと楽観視されていた。しかし、ノースアメリカン XB-70 が高度約21,000m(音が到達するまで、約1分の距離)を飛行した際、地上で強力なソニックブームが観測され、減衰度は従来の予想よりもはるかに小さいことが判明した。この結果が、技術的には充分可能な超音速旅客機超音速輸送機の実用化を妨げる要因となっている。コンコルドは洋上の高高度でのみ超音速飛行が許されていたが、やはり大西洋上を航海中のクルーズ客船でソニックブームが観測されている[2]

2013年に、ロシア連邦で発生した隕石の落下による災害は、隕石の通過と爆発で発生するソニックブームが災害の原因となった。隕石の爆発は、15kmから25kmという高高度で発生した現象である。

これらの現象は「原因不明」とされることもある。例えば、戦闘機が超音速で飛行している場合、ソニックブームが地上に到達する頃には、戦闘機は発生場所から既に意外なほど遠くに離れており、聞こえた方向には発生源の戦闘機は既に存在しない。このため、地上の人々はソニックブームだけを体感することになり、「原因不明の轟音」とされる。

ソニックブームのデータ例

航空機 速度 高度 圧力 (
試験飛行中のF-5E改造機
クワイエット・スパイクが取り付けられたF-15B NASA所属機
X-59概念検証機(イメージCG)

2004年現在、ソニックブーム低減のための研究 SSBD(Shaped Sonic Boom Demonstration 低ソニック・ブーム設計手法飛行実証) が、DARPA の予算の下で NASA ドライデン飛行研究センターで実施する。使用している機体はノースロップF-5で、機首の形状を整形することによりソニックブームの低減を試みる。 また、2006年には航空機の先端に取り付ける長い棒状のパーツによってソニックブームを低減するクワイエット・スパイク英語版、2008年にはXプレーンの内の1機であるX-54がそれぞれガルフストリーム・エアロスペースとNASAとの共同研究として開発が進められている。これらとは別にロッキード・マーティン社のスカンク・ワークスはNASAとの共同研究でX-59を、2021年から2022年の初飛行を目指して開発をしている。

また、日本でも宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が精力的に研究を行なっており、低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト(D-SENDプロジェクト)が進められている[4] [5] [6]

利用

気象制御の発生防止)を行うため、ソニックブームを上空に発射する装置が存在する[7]

脚注

  1. ^ http://www.youtube.com/watch?v=jqdbCGzmCfg f-18 breaking sound barrier
  2. ^ http://www.youtube.com/watch?v=annkM6z1-FE Concorde breaking the sound barrier
  3. ^ Dryden Flight Research Center Fact Sheet:Sonic Booms
  4. ^ 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト 第1フェーズ試験の実施結果について(速報)2011年5月19日 JAXAプレスリリース
  5. ^ 低ブーム・低抵抗設計技術の研究 JAXA
  6. ^ 静かな超音速旅客機を実現するために 2007年12月27日JAXA
  7. ^ 干ばつはVWのせい?、作物に被害と地元団体が非難”. CNN (2018年8月24日). 2018年8月25日閲覧。

関連項目

外部リンク


ソニックブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/13 05:41 UTC 版)

エース (ストリートファイター)」の記事における「ソニックブーム」の解説

ガイル必殺技両腕を超高速で胸の前に交差させて横回転する衝撃波発射する

※この「ソニックブーム」の解説は、「エース (ストリートファイター)」の解説の一部です。
「ソニックブーム」を含む「エース (ストリートファイター)」の記事については、「エース (ストリートファイター)」の概要を参照ください。


ソニックブーム(キャラクターが右向き時、←ため→Pボタン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:21 UTC 版)

ガイル (ストリートファイター)」の記事における「ソニックブーム(キャラクター右向き時、←ため→Pボタン)」の解説

超音速航空機のソニックブームに由来する両腕を超高速で胸の前に交差させることで横回転する衝撃波発生させ、相手向かって発射する飛び道具タイプ必殺技撃った後の隙が「波動拳」などに比べて非常に小さいのが特徴で、弾速の遅い弱「ソニックブーム」を撃ち、それを追いかけて、盾のようにして相手攻め立てる戦法シリーズ通じて有効。

※この「ソニックブーム(キャラクターが右向き時、←ため→Pボタン)」の解説は、「ガイル (ストリートファイター)」の解説の一部です。
「ソニックブーム(キャラクターが右向き時、←ため→Pボタン)」を含む「ガイル (ストリートファイター)」の記事については、「ガイル (ストリートファイター)」の概要を参照ください。


ソニックブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 14:28 UTC 版)

セス (ストリートファイター)」の記事における「ソニックブーム」の解説

元々はガイルたちの技。前方回転する衝撃波発射する飛び道具

※この「ソニックブーム」の解説は、「セス (ストリートファイター)」の解説の一部です。
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ソニックブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 08:32 UTC 版)

ナッシュ (ストリートファイター)」の記事における「ソニックブーム」の解説

振りかぶったサイドフックから衝撃波放つ

※この「ソニックブーム」の解説は、「ナッシュ (ストリートファイター)」の解説の一部です。
「ソニックブーム」を含む「ナッシュ (ストリートファイター)」の記事については、「ナッシュ (ストリートファイター)」の概要を参照ください。


ソニックブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:25 UTC 版)

サムス・アラン」の記事における「ソニックブーム」の解説

アナイアレイタービーム単発型チャージコンボとして、『プライム2』のみ登場。1発につき5発のミサイルと、ダークアモとライトアモを30消費する発射した瞬間着弾広範囲物体一瞬粉砕する超音波衝撃波発生させる威力驚異的だが、アモ消費量激しい。

※この「ソニックブーム」の解説は、「サムス・アラン」の解説の一部です。
「ソニックブーム」を含む「サムス・アラン」の記事については、「サムス・アラン」の概要を参照ください。

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