ゴルゴムメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:39 UTC 版)
「仮面ライダーBLACK」の記事における「ゴルゴムメンバー」の解説
社会的に高い地位や名声を築いた者のみで構成され、傍ら彼らもゴルゴムに対して技術面や資金面における援助を行っている。様々な理由からゴルゴムの援助を受けている。一部のメンバーは暗黒超力によってある程度の知力や体力が大きく向上している。5万年以上の生命力を持つ怪人に憧れており、自らも怪人になることを望んでいる者もいれば、秋月総一郎のように恐怖のために仕方なく従っているメンバーも少数は存在している。 秋月 総一郎(あきづき そういちろう) 信彦と杏子の実父で、光太郎の養父。48歳。考古学者で、古代遺跡の発掘に必要な資金提供を受けるために、ゴルゴムのメンバーになった。左腕にはゴルゴムメンバーの番号「1986EB」が刻まれている。ゴルゴムのメンバーになることを断った友人の南夫妻がゴルゴムに殺されたことから、内心ではゴルゴムに「悪魔の集団」と嫌悪を抱いていたが、自分と家族の身の安全のために仕方なく従っていた。光太郎と信彦が世紀王にされることも了承していたが、人間の記憶まで消されることには反対し、脳改造の寸前で三神官に抵抗。それにより、光太郎は脱出に成功するが、負傷した信彦は治療に専念することになる。その後、キャンプディアブロ跡地で光太郎にゴルゴムの秘密を明かし、ゴルゴムに従うしかないことを訴えるが、追っ手のクモ怪人に捕まり、鉄塔から落とされて致命傷を負い、光太郎に看取られながら息を引き取る。 大宮 幸一(おおみや こういち) 大宮コンツェルンの会長。70歳。太平洋戦争以前からゴルゴムメンバーとして参加しており、三神官の暗黒超力によってその肉体を維持している。黒川という秘書がおり、自身の手足として作戦を遂行させている。サイ怪人と共同で作戦を実行した。金でゴルゴムや他のメンバーの活動を大宮基金を通じて援助している。EP党の支援をした後の動向は描写されていない。 坂田 龍三郎(さかた りゅうざぶろう) 無所属のタカ派の代議士。59歳。世界各国に存在するゴルゴムメンバーと連携を取り、協力して社会を混乱に陥れる役割を担う。オオワシ怪人、セミ怪人、ネズミ怪人(岸本)と共同で社会的弱者を抹消する作戦を実行した。後にEP党なる政党を結成し、その党首に収まっている。部下に杉本綾子という女秘書がいる。第38話以降の動向は不明。 黒松 英臣(くろまつ ひでおみ) 東都大学医学部教授および同附属病院院長、および聖和大学医学部部長で、精神医学と脳外科の世界的権威。52歳。過去に脳に寄生するウイルスの研究で、ノーベル医学賞を受賞したことがある。右手の取り外しが可能で、右目も機械化されている。三神官の暗黒超力の副作用で体の一部が獣化することもある。ノミ怪人・トカゲ怪人・マンモス怪人と共同で作戦を実行した。 失敗が続いたために一時期大宮基金で渡海、光太郎の追及を逃れた。最後は「当てにならない研究で怪人を死なせた」という理由で三神官に処刑されかかり、剣聖ビルゲニアの顔盗みの秘術を受け死亡。奥多摩山中の変死体として発見される末路を辿った。 月影 ゆかり(つきかげ ゆかり) 光太郎がファンだった女優。27歳。誕生日パーティで光太郎と信彦の運命を暗示しかけ、総一郎に窘められる。その後、口封じのためにヒョウ怪人に殺害される。 大門 洋一(だいもん よういち) 機械工学博士。「オートバイの神様」と称されるオートバイ工学の世界的権威。息子に元レーサーの大門明がいる。ゴルゴムから資金提供を受けており、文明破壊用マシンであるロードセクターを製作した。ロードセクターの完成直後にゴルゴムによって抹殺されてしまう。 高山教授(たかやまきょうじゅ) 東星大学教授。魚類の研究をしており、トンデモ学説に憑りつかれ、シーラカンスを人類以前に存在した高等な知的生命体だと信じていた。自らの研究の成果を証明するために改造を受けてシーラカンス怪人となるも、人間に未練があったのか普段は薬で人間の姿を保っていた。最期はBLACKのライダーキックで倒される。
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