オボッチャマン家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:36 UTC 版)
「Dr.スランプの登場人物」の記事における「オボッチャマン家」の解説
元はスッパマンの家だったが、空き家と思い込み勝手に貰い受け、アラレの近所に家ごと運んで住んでいる。10年後にはアラレと結婚し、アラレと一緒に暮らしている。 オボッチャマン 声 - 堀江美都子(アニメ第1作、劇場版第4作 - 第5作、ドラゴンボール、ぷよぷよ!!クエスト) 、くまいもとこ(アニメ第2作、劇場版第10作) マシリトがアラレの構造を真似して作った少年型アンドロイド。そのため戦闘能力はアラレと同等で、アラレと同じ「ロボビタンA」をエネルギー源とし、オボッチャマンの体にアラレの頭を取り付けることもできる。頭の一部分が尖っているのが特徴。一人称は「わたくし」。ロボットでありながら男性器が付いており、アラレがオボッチャマンの胴体を借りたときは珍しがっていた。ペンギン村で暮らしはじめてからは、牛乳配達のアルバイトで収入を得ている。きわめて礼儀正しく正義感の強い性格で、この物語きっての常識人である。ただし、アラレに関しては妄想癖があり、度を越すこともある。当初はマシリトに「アラレと則巻千兵衛は地球征服をたくらむ敵である」と教えられ倒すためにやってきた敵(ライバル)だったが、アラレに一目惚れしてしまった他、則巻家に泊めてもらい、ロボビタンAまで出してくれたことに疑問を感じるようになり、マシリトの野望は失敗する。その後、オボッチャマンもろともアラレを倒すためにキャラメルマン7号を従えてやってきたマシリトに真実を聞かされ、袂を分かつ決意をする。「世界一つおいのだーれだ大会!!」でキャラメルマン9号となったマシリトをアラレに扮装して乱入し、ごあいさつ砲でキャラメルマン9号を破壊する。その後、第2回ペンギングランプリの借り物競走で、「あなたの恋人」の紙を引いた(その意味が「一番好きな男子」と聞いた)アラレに選ばれた形で恋人宣言をされる。アニメ1作ではデートなどもしている。後にアラレと結婚し、オボッチャマンと同じ髪型の赤ちゃんアンドロイド(ロボット)を密かにもらって幸せな家庭を築いていた。 最初は名前が決まっていなかったため「キャラメルマン4号(仮名)」と名乗っていたが、『週刊少年ジャンプ』の読者から名前を募集し「オボッチャマン」と名前が決まった。アラレは「おぼっちまんくん」と呼ぶ。アニメ第1作ではペンギン村のみんなで名付け、第2作では自分で名づけたことになっている。同型のアラレとテレパシーをする能力がある。アラレのんちゃ砲と同様の「ごあいさつ砲」を発射でき、語尾に「…で、ございまぁ〜す!」が付く。千兵衛から燃料のロボビタンAを分けてもらっている。 アニメ第1作の第185話「さようなら!! アラレさん」の予告はその内容ゆえアラレに代わってオボッチャマンが担当している。これ以後もオボッチャマンが予告を担当するエピソードがいくつかある。 鳥山は「そろそろネタもなくなってきたし、ここらでアラレにライバルかボーイフレンドでもと思って生まれた。軽いノリで鉄腕アトムみたいな髪型にしたけど、後で文句を言われやしないかと、ちょっとドキドキした」と語っている。キャラメルマン4号と呼ばれていたが、マシリトが自分を改造したキャラメルマンを含めると実は5号である。キャラメルマン10号(アニメ第1作版) アニメ第1作第236話・237話で、地獄から復活したマシリトに電子頭脳を再プログラムされ洗脳されたオボッチャマン。乱暴な性格になり、一人称も「オレ」に変わっている。マシリトを様付け、アラレや千兵衛、ガジラを呼び捨てで呼んでいた。ジェットを背負っていて空を飛ぶことができ、本気のガジラの攻撃も効かず、遠くに飛ばした。アラレと都会島で戦うが、今までのことを思い出し、洗脳が解け、地球の鍵穴を守る魔人からアラレをかばって潰される。その後、千兵衛に修理されて元のオボッチャマンに戻る。 アラレとオボッチャマンの赤ちゃん 1984年(アニメ第1作では、1985年)から10年後の未来に登場するアラレとオボッチャマンの子どもアンドロイド。現在のオボッチャマンがアラレとの未来が気になりターボが製作したタイムマシンを借りて見にきた時に初登場した。アラレは「キングギドラ」と名付けようとしたが、オボッチャマンが反対したために名前は決まっていない。リメイク版では、名前のことには触れていない。「父親」のオボッチャマンと似た髪形で、髪の色はアニメ第1作では紫色、原作漫画およびアニメ第2作では黒。おしゃぶりをしており、言葉はまだしゃべれない。エネルギー源は「両親」と同じ「ロボビタンA」で、アニメ第1作ではアラレが哺乳瓶から飲ませているシーンがある。また、アニメ1作ではターボがメリーゴーラウンドのような玩具を作っており、それに乗って喜んでいた。 猫 アラレが拾ってきた2匹の猫だが、千兵衛が猫嫌いのためオボッチャマンに引き取られる。食費を稼ぐためにアラレは「世界一つおいのだーれだ大会」に出場、賞金全額でキャットフードを買い込んだ。アニメ第1作では後に子猫ができたため、7匹になった。のちに『ドラゴンボール』にゲスト出演した際にも、オボッチャマンがこの猫たちについて語っている。
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