エスカレーター事故
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「イオン (企業)」の記事における「エスカレーター事故」の解説
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)と同年4月7日に発生した余震により、イオンタウン仙台泉大沢の2基、イオン仙台幸町ショッピングセンターの1基、イオン郡山フェスタ店の1基のエスカレーターが下層のエスカレーターを押し潰す形で落下した。当時人は乗っていなかったため、人的被害はなかった。
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エスカレーター事故
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「ワンダーフェスティバル」の記事における「エスカレーター事故」の解説
2008年8月3日に開催された「ワンダーフェスティバル2008[夏]」の入場開始時、東京国際展示場西ホールの1階と4階をつなぐ上りエスカレーター(日本オーチス・エレベータ製)に、定員以上の人が乗車したことにより、突如下降し10人が怪我をする事故が発生したが、イベント自体はそのまま続行し、閉幕を迎えた。事故の一部始終の映像が視聴者によって撮られ、2012年12月30日にTBSの「報道の日2012」第2部で放送された。 エスカレーターは法令上エレベーターと違って定員は表示義務がないが、1ステップあたり1~2名が乗り込むという前提のもとで設計・製作されている。 ニュースでは、1ステップに平均3人前後乗っていたと報道されたが、事故発生時エスカレーターに乗っていた岡田斗司夫は自身のブログの中で「エスカレーターに殺到しておらず、皆整然と静かに乗っており、1ステップに3人も乗っていない」と証言をしており、意見の食い違いがみられる。TVなどで放送された事故映像(と乗客の悲鳴)では利用客が殺到した過積載が原因の事故との見方もあった。建築基準法では約117人分の積載荷重(1人あたり体重65kg)での搬送が可能であるが、映像の分析から事故当時の積載人数はおよそ120人程度であったとされる。 また、東京ビッグサイト側は主催者側に対して「乗客が殺到する危険性」について説明と指示を行ったとしているが、主催者側は「そういった説明はなかった」と回答、この点でも当事者間で意見が食い違っている。 この事故を受け、東京国際展示場のエスカレーターの一部が、事故原因調査や点検等のため使用不可となり、特に直後に開催となったコミックマーケット74においては、事故機を含む大型エスカレーターが安全上の理由から閉鎖され、他のエスカレーターでも乗員制限を厳密に行うなど、事故後に東京国際展示場で開催された各種イベントで影響が出た。また、大型エスカレーターはコミックマーケット75以降も使用を停止し、同84からスタッフや企業ブース出展者など限られた関係者のみが使用していたが、原因(後述)が公表された同88から時間限定で一般開放され、企業ブースの場所が変更された同90から常時開放されている。 次回に開催予定だった「ワンダーフェスティバル2009[冬]」が事故原因調査の関係上、当初は開催延期とされていたが、当日版権申請の締め切り設定などスケジュール上困難となる要素が発生していることから、2008年10月10日に開催の中止が正式に発表された。このため、2009年2月22日に幕張メッセで開催された「トレジャーフェスタ」が「2009[冬]」の事実上の代替イベントとなった。 2015年1月19日に国土交通省社会資本整備審議会が調査結果報告書を公表した。これによると、事故直後は乗客の総重量オーバーが原因と見られていたが、最大で125人が載っていたと推定され、ブレーキの許容範囲内としている。一方で、モーターの載った台を固定する部品に溶接不良があり、ボルトも緩んでいたことから、台が斜めにずれたことで駆動チェーンが緩み、歯車と噛み合わなくなったことで踏み段が減速し、安全装置が作動したが、ブレーキの制動力が積載荷重に対して不十分だったため、逆走を止めることができなかったと事故原因を結論づけている。
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