幕張メッセでの開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:33 UTC 版)
「ワンダーフェスティバル」の記事における「幕張メッセでの開催」の解説
主催者側は公式ホームページにおいて、「2009[冬]」は中止としつつも、イベント自体については早期再開への意志を示していたが、エスカレーター事故の原因調査が終わらない中、「今回の事故を反省し、秩序あるイベントの開催」を目指す主催者側と「参加者の無秩序ぶりを改善するのは難しい」と懸念する東京ビッグサイト側との調整も難航したため、「2009[夏]」は幕張メッセに会場を移して2009年7月26日に開催されることが決定。その後予定通りに開催された。幕張メッセに移したことに伴い、成人向けディーラーは隔離され、19歳以上のみ入場できる構造になっている。 近年では、入場と同時に目的のブースにダッシュする参加者や、入場時に既に会場内にいるというディーラー参加者の特権を悪用し、誰よりも早く企業ブースの限定販売品を手に入れようとする「ディーラーダッシュ」を抑制する目的で、開場から10分間はフロア間の移動をある程度制限するなど、マナー向上を目指したさまざまな試みを行っている。また、徹夜組を禁止し、入場の際には始発電車で来た入場者との優劣を付けない形で入場するようにしてきたが、このことが「始発列の先頭が徹夜組の最後尾より有利になる」という誤解が生じ、徹夜組が始発到着組と装うために、始発電車が到着する時間帯に海浜幕張駅の改札周辺に人が殺到し、安全性の確保と混雑緩和が必要となった。このため、2011[夏]より優先入場できる特別整理券「ダイレクトパス」の発売を行っている。 2011[夏]は、3月に発生した東日本大震災の影響を大きく受け、版権元・ディーラー双方の連絡が取りづらい状況になったため、海洋堂による当日版権受付を中止することが3月22日に発表された。この措置を受けて、版権元が自ら当日版権の許諾申請受付を行っている、または特例としてこの回のみ版権フリーにする措置をとっている。 2013[冬]以降のディーラー参加申請はオンライン化が進められており、ワンダーフェスティバル公式サイトにてIDを取得後に「当日版権取得の手引き」を読みながら版権申請を行うようになった。これによって前回許可された版権のコードがすぐに探せるようになり、参加申込みがしやすいシステムとなった。 2014[冬]は、平成26年豪雪の影響により、一度は開催中止が検討されたが、開催を決行した。しかし、京葉線・武蔵野線の大幅なダイヤ乱れの影響で、一般参加者数が大幅に減り、多数のディーラーが参加を取りやめる事態となった。 2015[夏]では、キン肉マンのコスプレをしたコスプレイヤーが迷惑行為を行った事件が発生し、原作者のゆでたまごが苦言を呈すまでに発展した。 2017[冬]は、他イベントの兼ね合いのため、中旬である2月19日に開催された。翌年の2018[冬]も同様に中旬である2月18日に開催されたが、その翌年の2019[冬]は2月10日開催予定となり、3年ぶりに時期が戻ることになる。
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