幕張メッセからの追放とは? わかりやすく解説

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幕張メッセからの追放

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/06 23:36 UTC 版)

コミケ幕張メッセ追放事件」の記事における「幕張メッセからの追放」の解説

当時1989年起きた宮崎事件影響によるオタクバッシングや、1990年8月和歌山県田辺市主婦による「出版物行き過ぎ規制するよう行政当局対策強く促したい」という旨の投書地方紙紀州新報」に掲載された事を契機として主婦中心とする住民運動発展して描写を含む青年向けコミック誌警察行政持ちこんだことに端を発する有害コミック騒動流れ続いたそんな中1991年2月男性向け同人誌委託販売していた東京都内書店、「コミック高岡」・「まんがの森新宿店・「書泉ブックマート」の店長及び店員猥褻図画販売目的所持警察取締りを受ける。また、『ミニーズクラブ』等美少女同人誌サークル摘発を受ける。この他印刷業者なども含め女性3人を含む総計75人が逮捕または書類送検されている。 そういった最中幕張メッセ管轄する千葉西警察署届けられ拾得物中に無修正同人誌含まれていた。この同人誌問題視し千葉西署は、コミックマーケット準備会(以下準備会)と幕張メッセ対し事情聴取行った社会的認知度の高いイベントへの貸し出し優先する方針とってい幕張メッセはこの事情聴取受けて、春頃、すでにコミケ開催告知サークル申込済んでいたにもかかわらず使用拒否通告した。 これを受け準備会は急遽古巣である晴海東京国際見本市会場会場使用依頼した。この時もし晴海会場から断られ場合コミケ開催目処立たないまま終了するしかないという切迫した状況にあった晴海会場側は、見本誌内容チェック通じて猥褻図画みなされる同人誌持ち込まれることのないよう十分な対策を取ること、各同人誌印刷所への協力要請を行うことを旨とした申し出に応じて開催許可出しコミケ40期日的には予定通り開催漕ぎつけた。 その後千葉県では1994年春に青少年健全育成条例改正されページ全体20%以上もしくは20ページ上の性表現を含む本をほぼ自動的に有害図書指定する包括指定)という厳しいものとなり、同人誌即売会千葉県では事実上開催不能に至ったこのため1994年10月2日幕張メッセ開催予定だった同人誌即売会コミックシティは、千葉県警からの注意受けて直前になって中止決定した。この事件幕張コミックシティ中止事件呼ばれるこの後コミックシティ1994年11月3日晴海にて「コミックシティイン東京・晴海」を開催したが、その際主催赤ブーブー通信社千葉県条例とほぼ一致する赤ブーブー通信社コミックシティにおける自主倫理規定 18歳未満販売できない図書基準」を作成し出展サークルに対してその遵守求めた。しかしこれは同人誌業界内外批判浴び数ヵ月後に撤回している。

※この「幕張メッセからの追放」の解説は、「コミケ幕張メッセ追放事件」の解説の一部です。
「幕張メッセからの追放」を含む「コミケ幕張メッセ追放事件」の記事については、「コミケ幕張メッセ追放事件」の概要を参照ください。

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