アンニョン
「アンニョン」とは・「アンニョン」の意味
「アンニョン」は、日本語で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」など時間帯によって使い分けられている挨拶を一言で表す韓国語である。「アンニョン」は、シーンによって様々な言い回しがあり、スラングと思われがちだが一般的に使用されている言葉である。また、「さよなら」「さようなら」「バイバイ」といった別れの挨拶にも用いられる。BTSなど韓国のアイドルグループのSNSや配信のコメントには、親しみを込めて「アンニョン」とファンが書き込むことが多く見受けられる。「アンニョン」は「安寧」の漢字語であり、「安寧に」という意味を持つ。韓国語の表音文字であるハングルでは「안녕」と表記される。「アンニョン(안녕)」は、ハングルで「アン(안))」と「ニョン(녕)」の2文字から構成されているが、どちらの文字にもパッチムがついているため1音節で発音する。そのため、「アンニョン」よりも「アニョ」「アンニョ」などと聞こえることもあり「韓国語あにょーん」「あんにょ 韓国語」と検索されるケースがある。
「アンニョン」は、日本でいうタメ口と同じようにくだけた印象を持つ挨拶で、自分と親しい間柄の友達や年下に主に使われる。「アンニョン」と言われた時の返し方は、相手が同等の友達や年下ならば「アンニョン」、年上の人の場合は「アンニョン」の丁寧な表現である「アンニョンハセヨ」を用いる。相手に「アンニョンハセヨ」と言われた時は、肯定を表す「イェー」を用い「イェー、アンニョンハセヨ」、フレンドリーな返し方として「ネー、アンニョンハセヨ」がある。
「アンニョン」の熟語・言い回し
アンニョンハセヨとは
「アンニョンハセヨ(안녕하세요)」とは、「アンニョン」を丁寧にした言葉で「アンニョン」と同じように朝・昼・晩に関係なく使うことができる挨拶の言葉である。「アンニョンハセヨ」は「アンニョン(안녕)」の安寧という意味と動詞の「する」を表す「하다(ハダ)」の尊敬語で成り立ち、直訳すると「安寧でいらっしゃいますか?」という意味になる。「アンニョン」は、くだけた表現であり自分と同等か目下の人に主に使われるが、「アンニョンハセヨ」は尊敬語にあたるため、初対面の人や親しい目上の人、学校の先輩など幅広いシチュエーションで使うことができる。ただし、家族に対しては他人行儀になるため使われない言葉である。
「アンニョンハセヨ」より、より丁寧で表現は「アンニョンハシムニカ(안녕하십니까)」といい、ビジネスシーンやフォーマルな場面で使われる。
「アンニョン」は「バイバイ」「じゃあね」といった別れの挨拶にも用いられるが、「アンニョンハセヨ」には別れの挨拶の意味がないので注意が必要である。「さようなら」の丁寧な言い方は、相手がその場を去る時には「アンニョンヒ カセヨ(안녕히가세요)」、相手がその場に残る時には「アンニョンヒ ケセヨ(안녕히계세요)」を用いる。
オッパ アンニョンとは
「オッパ アンニョン(오빠 안녕)」は「お兄さん、こんにちは」「お兄さん、またね」などの意味を表す。韓国語の「オッパ」には女性からみた「兄」「親しい年上の男性」という2つの意味がある。妹が兄を呼ぶ時には「オッパ(오빠)」、弟が兄を呼ぶ時は「ヒョン(형)」という。また、韓国では年上を敬う儒教の文化が根付いており、自分より年上の男性であれば「オッパ(오빠)」を使う風習がある。つまり「オッパ(오빠)」は、年上の人を敬う気持ちや親しみを込める意味合いのある女性が使う言葉である。そのため、K-POPのアーティストやアイドルなどに対して親しみを込め「オッパ アンニョン(오빠 안녕)」とVLIVEやSNSでコメントすることができる。
≪韓国語≫アンニョン
韓国語「アンニョン」とは、「アンニョン」の意味
「アンニョン」は韓国語の挨拶表現で、日本語の「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんは」に相当する。朝昼晩、時間を問わず使える挨拶表現であることから、日常的に使用されている。ただし、親しい間柄や年下に対して使うタメ口表現であるため、目上の人に使うのに適していない。目上の人が「アンニョン」と挨拶してきたからといって、「アンニョン」と返すのは失礼にあたる。目上の人への挨拶は、「アンニョンハシムニカ」や「アンニョンハセヨ」という敬語表現で返すのが正しい。また、「アンニョン」は日本語の「またね」、「バイバイ」のような別れの挨拶としても使える。「アンニョン」には本来「さようなら」という意味はないが、「無事を祈る」という意味合いがあることから別れ際に使用されている。ただし、目上の人への別れの挨拶としてはフランクすぎるので、「アンニョンヒカセヨ」、「アンニョンヒケセヨ」という敬語表現にするのが適切である。相手が場を離れる時には「アンニョンヒカセヨ」、自分が場を離れる時には「アンニョンヒケセヨ」と使い分ける。
「アンニョン」は韓国で最も使用されている挨拶の表現であるが、家族間で使用されることはほとんどない。家族間では朝の挨拶として「パンモゴッソ(朝ごはん食べた?)」、「チャルチャッソ(よく眠れた?)」などの表現が一般的である。実際にご飯を食べたのか、よく眠れたのかを知りたいのではなく、慣用句として使用されている。
韓国語「アンニョン」のハングル表記
「アンニョン」はもともと漢字言葉であり「安寧」と表記する。「安寧」を韓国語読みすると「アンニョン」となるため、ハングル表記では「안녕」となる。「アンニョン」の敬語表現である「アンニョンハセヨ」は「안녕하세요」、最上級敬語表現である「アンニョンハシムニカ」は「안녕하십니까」と表記する。韓国語「アンニョン」の発音
「안녕」は、「안(アン)」と「녕(ニョン)」の2文字から構成されるため「アンニョン」と発音する。ただし、2文字であるものの「안(アン)」と「녕(ニョン)」にはどちらもパッチムがついているため、2文字を1音節で発音する。そのため、「アンニョン」よりも「アニョ」と聞こえることもある。そもそも、ハングルには日本語の「ん」に当たる表記はなく、パッチムによって「ん」のような発音となる。より正しく「안녕」を発音するなら、「ア(n)ニョ(ng)」が最も近い。「ニョ」も日本語の発音とは違い、「あ」を発音する口の形で「ニョ」と発音する。アンニョン
アンニョンの意味
アンニョンは韓国語で、挨拶として用いられる言葉。主に「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」に相当する意味を持つ。さらに「やぁ」「じゃあね」に相当する意味もある。「アンニョン」は主に友達や年下に対して使う言葉である。アンニョンの丁寧な表現が「アニョハセヨ」であり、こちらは目上の方に対しての挨拶として用いられる。
アンニョンの語源
アンニョン(안녕)はもともと、漢字の「安寧(あんねい)」に対応する語彙である。安寧は「無事」や「安全」に近い意味をもつ語であり、つまり「アンニョン」の根源は安否を尋ねる表現である。アンニョン
アンニョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/08 14:36 UTC 版)
アンニョン Thị xã An Nhơn 市社安仁 ![]() |
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位置 | |
座標 : 北緯13度52分 東経109度07分 / 北緯13.867度 東経109.117度 | |
行政 | |
国 | ![]() |
省 | ビンディン省 |
アンニョン | |
地理 | |
面積 | |
域 | 292.7 km2 |
人口 | |
人口 | (2019年現在) |
域 | 291,540人 |
その他 | |
等時帯 | UTC/GMT +7 |
アンニョン(ベトナム語:Thị xã An Nhơn / 市社安仁[1])はベトナムのビンディン省にある町である。人口は2018年時点で362,160人、面積は292.6km2である。
行政区画
5坊10社から構成される。
- ビンディン坊(Bình Định / 平定)
- ダップダー坊(Đập Đá / 拉多)
- ニョンホア坊(Nhơn Hòa / 仁和)
- ニョンフン坊(Nhơn Hưng / 仁興)
- ニョンタイン坊(Nhơn Thành / 仁成)
- ニョンアン社(Nhơn An / 仁安)
- ニョンハイン社(Nhơn Hạnh / 仁行)
- ニョンハウ社(Nhơn Hậu / 仁厚)
- ニョンカイン社(Nhơn Khánh / 仁慶)
- ニョンロック社(Nhơn Lộc / 仁祿)
- ニョンミー社(Nhơn Mỹ / 仁美)
- ニョンフォン社(Nhơn Phong / 仁豊)
- ニョンフック社(Nhơn Phúc / 仁福)
- ニョンタン社(Nhơn Tân / 仁新)
- ニョントー社(Nhơn Thọ / 仁寿)
脚注
- ^ 漢字表記は『大南一統志』による。
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