アンティーク店員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:44 UTC 版)
「西洋骨董洋菓子店」の記事における「アンティーク店員」の解説
橘 圭一郎(たちばな けいいちろう) 声:山寺宏一 / 藤原啓治 (少年時代:浅川悠 / 真田アサミ) 本作の原作およびアニメ版の主人公。32歳、182cm、66kg。洋菓子店「アンティーク」のオーナーだが甘いものが苦手で、酒好きの超辛党。母方の祖父が大財閥の会長であり、本人もお坊ちゃんとして育てられた。 司法試験や外交官試験に合格した程の頭脳の持ち主。商社に就職後、敏腕営業マンとして成績トップを誇ったが退職し、店を畳んだアンティークショップにひらめきを得て「アンティーク」を開店。愛想の良さと器用さで、女性の関心を引くのが上手く、店の経営も軌道に乗せている。記憶力が良く、大抵のことは少し勉強すれば身につくため勉強に関しては苦労したことがないばかりか、千影よりも二歳年下でありながら、彼の宿題を手伝ったり卒論を仕上げたりもしている。フランス語も堪能。そのためたびたび上から目線かつ人を見下す発言をすることも多い。だが、その割には社会的地位に対する執着心が極めて薄い。個人的な美意識から無精髭を生やしているため、エイジからは「ジジイ」・「オヤジ」と呼ばれる。 9歳の頃誘拐され、誘拐犯に毎日ケーキを食べさせられたことがトラウマになって、甘いものが苦手になる。また、その事件が影響してか表面的な人間関係しか築けないでいる。 小野 裕介(おの ゆうすけ) 声:郷田ほづみ / 三木眞一郎 32歳。フランス修行歴もある、有名な天才パティシエであり、フランス語も堪能。自他ともに認める「魔性のゲイ」で女性恐怖症でもある。豊かな感性と確かな技術はパティシエとして高く評価されているものの、過去の職場ではヘテロの同僚男性すら小野に求愛させて幾つもの店を崩壊させた。唯一なびかなかった男が橘。 高校の頃、同級生だった橘に告白してこっぴどく振られた経験がある。好みの男性を見ると、すぐに手を出してしまう遊び人。中学生の頃、母親と担任教師の浮気現場を目撃したことが原因で女性が苦手になり、話をするのはもちろん、酷い時はそばに近寄ることも出来ない程怯えてしまう。 たまたま店を訪れていた千影のサングラスを外した姿に一目惚れするが、当の本人が超弩級の鈍感なために手が出せない様子。 エイジの食べっぷりの良さとケーキへの感性の良さを見込み、パティシエ見習いとして指導する。 神田 エイジ(かんだ エイジ) 声:関智一 / 宮野真守 ドラマ版の主人公。22歳。網膜剥離により引退した元プロ・ボクサー。ミドル・ストロー級で世界チャンピオンに輝いたが、童顔かつ整った容姿のせいで「リングの上のジャ○ーズ」と呼ばれていた。 捨て子であり養護施設で育ち、ボクシングで稼いだ賞金は全て施設に寄付していた。その後、所属ボクシングジムの会長の養子となる。 ボクサー時代から菓子が大好きで、美味しいケーキを食べた時は全身で感動を表現し「おケーキ様々」とも呼ぶ。ケーキ作りの筋もなかなか良く小野から期待されている。小野からパティシェ見習いのために指導されており、彼のことを「先生」と呼んでいる。 小早川 千影(こばやかわ ちかげ) 声:井上和彦 / 花輪英司 34歳。長身でいつも黒服にサングラス。目が弱いため常にサングラスをかけている。その姿と高身長ゆえに醸し出す威圧感のせいで大抵は初対面の人から怖がられるのだが、実際は気弱で臆病という正反対の性格であり、トラブルが発生するとすぐさま橘に泣きつく。母親が橘の家で住み込みで家政婦をしていたため彼とは幼少期からの知り合いであり、同時に遊び相手兼世話係のような事もしていた。また、その時の癖で橘のことを「若」と呼ぶ。後述する桜子との間に楓子を儲けているが、結婚はしていない。勉強・仕事・家事などあらゆる面で無能だが、見た目と性格はいい。初対面から祐介にべた惚れされているのだが、当人は全く自覚がない。
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