アルファベット1文字とアラビア数字2桁シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:07 UTC 版)
「ThinkPad」の記事における「アルファベット1文字とアラビア数字2桁シリーズ」の解説
アルファベットが1文字と、アラビア数字が3桁のシリーズが発売される以前で、且つ2000年以降の型番。製品の型番は、現行の型番の命名則から100位が取り除かれたものとなっている。使用区分により本体の大きさが自ずと大まかに決まるので、必ずしも画面サイズを示す必要はなかった。10位は2から始まり、一つずつ増加する。ただし全クラスの製品が毎世代ごとに発売されるとは限らず、欠番が発生している。また、同じ型番でも画面サイズが異なる場合がある。1位は0から始まり、マイナーチェンジ毎に一つずつ増え、10位が一つ増加すると、1位は再び0に戻る。筐体の世代が変わらなければ10位の数字は不変であるが、1位が変更される場合、プラットフォームの刷新やチップセットとCPUの世代交代など、性能に関わる仕様が大きく変わることがある。最末尾にs・p・eの小文字のアルファベットが付与されるモデルもある。一時期途絶えていたが、2018年9月現在は上述のPシリーズがこの命名規則を使用している。 頭のアルファベットがA・G・Z・s(小文字)のシリーズは、アルファベット1文字とアラビア数字3桁のシリーズへ移行する以前に、諸般の事情により生産終了となった。Aシリーズは、薄型筐体を採用するTシリーズに受け継がれた。Gシリーズは、CPUに高発熱のPentium 4を採用した為に大型筐体となったシリーズで、発熱が抑えられた後継CPUの登場により、絶版となった。Zシリーズ・sシリーズは、Tシリーズ・Xシリーズの一部に組み込まれたことで絶版となった。 ThinkPad Rシリーズ - リーズナブル、A4スタンダードモバイル、2スピンドル、e以外はウルトラベイ対応。eモデルはCPUの性能、チップセットの機能、画面解像度をそれぞれ下げ、価格競争力を持たせたモデル。R30/ R31/ R32 R40/ R40e R50/ R50p/ R50e/ R51/ R51e/ R52 R60/ R60e/ R61 /R61e ThinkPad Tシリーズ - メインストリーム、A4ハイパワーモバイル、2スピンドル、ウルトラベイ対応。pモデルは高クロックのCPUを搭載したパフォーマンスモデル。T20/ T21/ T22/ T23 T30 T40/ T40p/ T41/ T41p/ T42/ T42p/ T43/ T43p T60/ T60p/ T61/ T61p ThinkPad Xシリーズ - リアルモバイル、B5ファイルサイズ、1スピンドル、一部の機種を除きウルトラベース装着でウルトラベイ使用可能。X40シリーズとX6xs系はsシリーズの流れを組む小型筐体となっている。X40シリーズはX30シリーズと併売された。その後、X30シリーズはX60へ、X40シリーズはX6xsへという流れで、X60シリーズに統一された。sモデルはX40シリーズユーザーの受け皿となるもので、各部の見直しにより極限まで軽量化と電池駆動時間を追求したモデル。X20/ X21/ X22/ X23/ X24 (パワーモバイル) X30/ X31/ X32 (パワーモバイル) X40/ X41 (コンパクトモバイル) X41 Tablet (コンパクト・タブレットPC) X60/ X60s/ X61/ X61s (コンパクト・パワーモバイル) X60 Tablet/ X61 Tablet (コンパクト・タブレットPC) ThinkPad Aシリーズ - A4オールインワン・デスクノート。ウルトラベイ2000を内蔵可能な大型3スピンドルモデル(但し、eモデルは2スピンドル)で、A20シリーズは1基、A30シリーズは2基内蔵可能(その為、A30シリーズはウルトラベイ2000を使う事でHDDを3基内蔵可能。A20/ A20p/ A20e/ A21/ A21p/ A21e/ A22/ A22p/ A22e A30 /A30p /A31/ A31p ThinkPad Gシリーズ - デスクトップ・リプレースメント、A4オールインワン・デスクノート、3スピンドル、ウルトラベイ非対応。CPUに高発熱のPentium 4を採用したことで、デスクノートとも呼べる廃熱に余裕を持たせた大型筐体になっている。ウルトラベイ非対応。低発熱のCPUが発売されたことで廃版。G40/ G41 G50a ThinkPad sシリーズ - B5リアルモバイル、1スピンドル。他のシリーズと違い、sは小文字。日本市場からのリクエストで開発された。自動車での移動が主の北米市場や、価格の割りに性能が低いことから海外での販売数が伸びず、IBM本社でこの製品の利点が理解されず、廃版となった。暫くのブランクの後、X40にてB5ファイルサイズのXシリーズに統合。s30/ s31(東アジア向け) ThinkPad Zシリーズ - ワイドモバイル、A4ワイドサイズ、2スピンドル、ウルトラベイ対応。シリーズ初のワイド液晶搭載機。ワイド液晶仕様が登場したTシリーズに統合。Z60t/ Z60m Z61t/ Z61m/ Z61p
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