アメリカ側の防御とは? わかりやすく解説

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アメリカ側の防御

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 02:41 UTC 版)

サリバン島の戦い」の記事における「アメリカ側の防御」の解説

サウスカロライナジョン・ラトリッジ最近植民議会議長選ばれ革命政府根幹として留まっていた。ラトリッジは元民兵インディアン戦ってきていた46歳のウィリアム・ムールトリー大佐指揮防衛軍組織させた。この軍隊は3個歩兵連隊と2個ライフル銃連隊構成され総勢は約2,000名だった。この軍隊ノースカロライナバージニアから大陸軍連隊(1,900名)とチャールストン市および周辺部からの民兵2,700名が到着して補強された。 サリバン島はチャールストン入口突き出た砂の多い陸地であり、北方向に長さ4マイル (6 km)、幅数百ヤードあったが、ムールトリーはこの島を侵入してくる敵船から入口を守ることのできる砦建設適した所だと考えたチャールストン港に入ってくる大型船は、市の南東8マイル (13 km) にわたって伸びる一連の浅瀬であるチャールストン・バーを先ず横切らなければならなかった。その後内港に入る海峡にはサリバン島の南端があった。さらに続いてジェイムズ島北端通り過ぎる必要があり、そこにはジョンソン砦がチャールストン市への南東から接近路を見張っていた。ムールトリーとそのサウスカロライナ第2連隊1776年3月サリバン島に到着し、島とチャールストン港への海峡を守る砦の建設始めた建設緩り進行しパトリオット海軍部隊のピーター・ホリー艦長その場所を長さ500フィート (150 m)、幅16フィート (5 m)、砲弾受け止めるために砂が埋められ巨大なペン」と表現していた。砲架厚さ2インチ (50 mm) の板で作られ木釘固定された。 大陸会議リー将軍南部における大陸軍指揮官任命したリー南部陸路向かう動きは、クリントン艦隊南部向かったのと同時期だった。リー6月1日ウィルミントンから、クリントン艦隊出港したバージニア向かったのかサウスカロライナ向かったのか分からないと書き送っていた。リーは「私が敵に向かって行くのか、敵がこちらに向かってくるのか分からないということ白状すると言いながらチャールストン向かったリーイギリス艦隊チャールストン港外停泊した後でチャールストン到着し、市の防衛部隊の指揮を執った。その直後問題ぶつかったサウスカロライナ軍隊民兵植民地連隊)は大陸軍組織入っておらず、正式にリー権力下には入っていなかった。サウスカロライナ部隊中にはリー指示従わない部隊もあったので、ラトリッジリーサウスカロライナ全軍指揮執る宣言することでこの場を抑えた矩形をしたサリバン砦は海に向かった壁しか完成しいなかった。その壁は高さ20フィート (6 m)、幅16フィート (5 m) で、ヤシ木材作られていた。壁の間は砂で埋められ大砲据えられ木製架台の上10フィート (3 m) の高さまで積み上げられた。急拵え厚板防柵火薬庫とまだ工事終わっていない北側の壁を守っていた。9ないし12ポンド砲からイギリス18ポンド砲やフランス26ポンド砲数門まで全部31門の大砲前面後面の壁に据えられた。リー将軍はまだ工事終わっていないその状態を見て、そこを「大虐殺ペン」と呼び砦の放棄提案したラトリッジ議長がこれを拒み、ムールトリー大佐には「サリバン砦を去ること以外、全てリーに)従う」ことを特別に命令した。ムールトリーが遅延工作行ったので、リーがこれに怒り6月27日にはムールトリーを別の者に入れ替える決断をしていたが、それができるはずだった翌日には戦闘始まった

※この「アメリカ側の防御」の解説は、「サリバン島の戦い」の解説の一部です。
「アメリカ側の防御」を含む「サリバン島の戦い」の記事については、「サリバン島の戦い」の概要を参照ください。

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