アニメ版と原作との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:06 UTC 版)
企画のスタートは原作の「阿野万記」編連載時であった。アニメ版監督である森田宏幸が大雑把なストーリーの続きやキャラクターの関係を鬼頭から聞いた上で、自由につくったとのこと。アニメ版の後半はオリジナルストーリーとなり、オリジナルキャラクターを含む大人たちの行動が多く描かれ、独自の作品解釈による結末(原作とは平行世界の設定)がつけられた。ゲームのルールやキャラクターの性格などの設定にも大きく変更された部分がある。また、性的な描写や残酷なエピソードが割愛されたり和らげられた箇所も多い。操縦パイロットの順番も一部変更された。 3DCGを多用したリアルな映像で描かれたが、飛行するメカがなくなり、ロボットの動きもスローモーションになり、対戦相手の形態が変更されたものもあるなど、戦闘シーンは特に大きく変更されている。これに関しては鬼頭も監督とのインタビューにおいて、戦闘の緊迫感を欠き不満であると漏らしたが、監督は巨大なモノが戦うということを現実的に考えての改変であると答えている。 パイロットの選定は、コックピット内の椅子がルーレット状に回転することで行なわれる。同時に操縦者は啓示を受け、身体のどこかに床と同様の模様が現れる。この選定は、戦闘直後ではなく、時間をおいて行なわれる。身体の模様は戦闘が終わると消える。コックピット内から外部へ通信することが出来ない。ジアースへの転送は、椅子を媒介として子供たち自身の意思によっても行われる。コエムシは、契約した人間のパイロット登録やパイロットの順番の決定を、自由に決定する権限を持つ。ルーレットは余興に過ぎない。敵が自滅した場合はパイロットは死亡せず、次の戦闘に順番が持ち越しとなる。ただし、この生存にはロボットを動かしていないという条件がつく。アニメ版の契約者と光の位置関係はワク右側上から2、コダマ右側上から4または左側上から3、カコ左側上から6、チズとチズの子供左側上から4・7、ダイチ、ナカマ、モジの3人は右側上から3・5・6、マキ左側上から5、キリエ左側上から2、アンコ右側上から7、コモ右側上から1、カンジ真ん中、ウシロ左側上から1である。23話でマチ右側上から2が追加された。また、アニメ版は敵味方共に15スリットある。 当時の監督のブログではDVDで追加された小学生のSEXシーンをウリにしていたり、物語終盤ではアニメには出てこなかったシーン(スーツをみんなの分作ったなど)が回想されていたりもした。 自然学校の場所や戦場となった場所(他の地球での戦いを除く)などは、原作では明確でないが、アニメ版ではいくつかについて関東地方の地名が具体的に示されている。
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