ぼやき川柳アワー
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「かんさい土曜ほっとタイム」の記事における「ぼやき川柳アワー」の解説
通称は『ぼやせん』で、番組の目玉コーナーである。 前身は『関西発土曜サロン』のスタートと同時に始まった『ぼやきアワー』である。これは文字通り、日々の暮らしの中での不平・不満や愚痴をぼやいてもらうというものであった。しかしこの時はなかなかリスナーからのお便りが集まらず、翌1996年度からは『お笑いぼやきアワー』にリニューアルし、笑えるぼやきも紹介するようになったが状況は好転せず、残った時間はリクエスト曲や中継コーナーでつないでいた。 そこで1997年度から、ぼやきを織り込んだ川柳を募集するようにしたところ投書が急増、たちまち人気コーナーになった[要出典]。現在[いつから?]では毎週800 - 900通ほどの投句があり、1000通を超えることも少なくない[要出典]。公開放送では当日訪れた観客からの投句が詠まれるケースもある。 基本的には毎週2つの題が出され(そのうち1つは動詞または形容詞、もう1つは名詞となっている。まれに動詞と形容詞の組み合わせもあり)、それを大西が選句、佐藤と女性パートナーが交互に紹介していく。特に優秀な作品は『ぼやき川柳大賞』に選ばれ、投句者に記念品が贈られる。 なおコーナーの冒頭には佐藤の「ぼやき川柳アワー」という陽気な語り口の後、「武器も持たない、金もない、権力も持たない、庶民の唯一の抵抗手段はぼやき川柳、ぼやせん!」というコーナーのキャッチコピーを女性パートナーが叫ぶが、これは『ぼやきアワー』時代からずっと行われている(『お笑いぼやきアワー』時代までは、最後の部分は「ぼやきー!」であった)。 女性パートナーの語りにはそれぞれ独特なパターンがあり、千堂あきほがパートナーの時は最後に「ぼやせーん」と語尾を延ばしている。また、西川かの子がパートナーの時は最後の「ぼやせん!」の部分を佐藤が言っている。海原さおりがパートナーの時はやや早口の語りで読んでいる。 コーナーの最後には、ファンファーレとともに『ぼやき川柳大賞』が発表されるが、最優秀句が1句、優秀句が10句程度発表され、投稿者の都道府県名とペンネームおよび投稿句が読み上げられる。選者の大西泰世が簡単な総評をし、次回のお題が2題発表される。 毎週多くの投句があり、放送で読み上げられるのも難関なので、この『ファンファーレ』を憧れにした投句もある。また、なかなか取り上げられないことをそのままボヤく句も多い。 2007年5月5日には『ぼやき川柳』開始10周年を記念した公開生放送がNHK大阪ホールで行われた。その後、2009年4月18日の放送を第1回目として、以降は原則毎月第3週にBKプラザオープンスタジオでの公開放送となっているが、その際の16時台(大相撲・高校野球と重なる日は除く)に当日訪れる観客などを交えて『川柳教室』を開催している。2010年度は放送時間が15:55までとなったことに伴い、川柳教室は第5週の土曜日13時台前半に変更された。 2011年2月26日にはぼやき川柳アワー15周年を記念して、2007年以来となる『ぼやき川柳アワーの集い』と題されたぼやき川柳投稿家のリスナーを招待した公開生放送がNHK大阪ホールで行われ、以後も年1 - 2回程度、土曜日が連休と重なる場合を中心として『ぼやき川柳の集い』としてNHK大阪ホールでの公開生放送もしくは収録が行われている。この場合その振替でBKプラザからの公開放送がない場合もある。 2015年3月までは当日の放送終了後、番組ホームページでも1週間放送内容を聴くことができた。そのため高校野球地方大会などで聴くことができない場合でもこのコーナーに限ってはインターネット配信で聴くことができた。 2009年9月19日は特番でコーナー休止。お題は9月26日にスライド。 2009年10月24日はプロ野球 パ・リーグクライマックスシリーズ・北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス(札幌ドーム)の中継のため休止。お題は10月31日にスライド。 2010年4月3日は第82回選抜高等学校野球大会決勝・興南vs日大三中継の為休止、10日にスライド。 2011年11月12日はプロ野球日本シリーズ第1戦・福岡ソフトバンクVS中日(ヤフードーム)中継の為休止、19日にスライド。 2012年3月17日はコーナーが『今年度の大賞句を読み解く』と題し特別編成となった為通常コーナー休止。 2016年4月23日はコーナーが熊本地震の特別編成で『支えあおう~被災地へのメッセージ』となった為通常コーナー休止。 2019年以降は番組終了に伴い、関西発ラジオ深夜便23時台後半枠で継続することが決定した。
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