大西泰世とは? わかりやすく解説

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大西泰世

大西泰世の俳句

きみ恋わむ式部納言の裔として
なにほどの快楽か大樹揺れやまず
ひらかなように男がやってくる
わが死後の植物図鑑きっと雨
わたくしの骨とさくらが満開に
号泣の男を曳いて此岸まで
火柱の中にわたしの駅がある
生涯の恋の数ほど曼珠沙華
 

大西泰世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 03:51 UTC 版)

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大西泰世(おおにし やすよ、1949年 - )は、日本の作家、川柳作家

来歴

兵庫県姫路市出身。兵庫県立姫路工業高等学校デザイン科卒業。26歳より川柳を始める。1983年、第1句集『椿事』を発表する。1985年、姫路市でスナックを開業(のちに赤穂市に移転)。そのかたわらカルチャースクールや関西学院大学兵庫県立大学などで講師を務める[1]

大西の川柳は詩的要素が強く、俳句でいう季語に相当する語を取り入れることも多い。『現代の俳句』(平井照敏編)や『現代俳句ニューウェイブ』など、俳人と同列の扱いで収められているアンソロジーもあり、現代俳句協会の現代俳句データベースにも収録されている[2]など、俳句と川柳のボーダーラインに立つ作家とみなされている。第三句集『こいびとになってくださいますか』で、第1回中新田俳句大賞を受賞。本人はあくまで川柳の名にこだわり、「やはり私の句は「川柳」として読んでいただきたいのだ。」と語っている[3]

著書

  • 第一句集『椿事』(砂子屋書房、1983年)
  • 第二句集『世紀末の小町』(砂子屋書房、1989年)
  • 『短歌俳句川柳101年』(共著、新潮社、1993年)
  • 第三句集『こいびとになってくださいますか』(立風書房、1995年)
  • 選集『大西泰世句集』(砂子屋書房、1995年)

出演番組

脚注

  1. ^ profile
  2. ^ 現代俳句データベース 大西泰世
  3. ^ 『現代俳句集成』あとがき(立風書房、1996年)

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